本記事ではFLEXISPOTのEJ2とEF1どちらがあなたにおすすめなのか?を紹介します。
EJ2とEF1の違い
- モーター数
 - 天板の対応幅
 - 耐荷重
 - リモコン
 - 重量
 
とくに重要なのは「天板の対応幅」と「耐荷重」。私が実際にEF1を使用している写真と、具体例を挙げて紹介します。
数年前まで10万円以上が当たり前だった電動昇降デスク。
それをたった3~5万円で購入できるようにしてくれた神コスパのブランドがFLEXISPOTです。
そんなFLEXISPOTの中でも特にコスパが高いモデルがEF1。
エントリーグレードでありながら「メモリー機能」と「障害物検知機能」を搭載し、快適かつ安全に使うことができます。(筆者もEF1を愛用中)
しかしEF1は耐荷重が70kgで、パワフルさに欠けるという弱点もあります。
そのため次のようなハードな環境の時は、中級グレードのEJ2の方がおすすめです。
- 140cmより大きい天板
 - 2台以上の外付けモニター
 
スタスタ本記事ではもう少し掘り下げて解説します。
\コスパの権化EF1/
\パワフルなEJ2/


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EJ2とEF1の違いを解説


EJ2とEF1のスペックを比較した表がこちら。
| モデル名 | EJ2 | EF1 | 
|---|---|---|
| イメージ | ![]() ![]()  | ![]() ![]()  | 
| モーター数 | デュアルモーター | シングルモーター | 
| 脚段数 | 2段 | 2段 | 
| 天板対応 サイズ  | 幅120~200cm 奥行60~80cm  | 幅100~160cm 奥行50~80cm  | 
| 昇降範囲 | 69~118cm | 71~121cm | 
| 耐荷重 | 100kg | 70kg | 
| 昇降スピード | 38mm/sec | 25mm/sec | 
| 重量 | 28.4kg | 19.6kg | 
| 脚の形状 | エの字型 | エの字型 | 
| メモリ機能 | ||
| 障害物検知 | ||
| リモコン | ![]() ![]() フルタッチパネル  | ![]() ![]() 押しボタン  | 
| USBポート | ||
| 価格 | 53,900円 | 30,800円 | 
モーター数の違いがスペックに違いを生む
| モデル | EJ2 | EF1 | 
|---|---|---|
| イメージ | ![]() ![]()  | ![]() ![]()  | 
| モーター数 | デュアルモーター | シングルモーター | 



モーター数が違うと、具体的に何がちがうの?



「耐荷重」「天板対応幅」「モーターの位置」に違いがでます。
耐荷重と天板対応幅については次の項で詳しく解説するので、ここではモーターの位置について解説しますね。
- デュアルモーター
モーターがビーム(横桟)に内蔵されていて、外観がスッキリしている - シングルモーター
モーターが天板の下に飛び出している 


天板の下から飛び出している黒い円筒状の部品がモーターです。
見た目が悪いだけでなく、デスク下にワゴンを設置する際に地味に邪魔。
ワゴンに物を置いたのを忘れて、デスクを下降させてしまい、ヒヤッとしたことがあります。



スペック表ではわからないシングルモーターのデメリット
天板対応サイズ
| モデル | EJ2 | EF1 | 
|---|---|---|
| 天板対応サイズ | 幅120~200cm 奥行60~80cm  | 幅100~160cm 奥行50~80cm  | 
EF1は天板対応幅が160cmまでなのに対し、EJ2は200cmまで設置可能です。
しかしEF1の公式オプション天板は140cmまでしか品ぞろえがありません。



天板サイズ選びの目安って何かある?



用途、使用デバイスごとにまとめた表を紹介しますね。
幅について
| 160㎝以上 | とても大きいサイズ さまざまな道具を多く広げても余裕がある。「物撮り」や「ピアノ鍵盤」など、特別な作業をする人におすすめ  | 
| 140cm | 少し大きめのサイズ マルチディスプレイにしたうえで、A3資料資料を広げられるスペースがある。  | 
| 120cm | スタンダードなサイズ マルチディスプレイでも使用可能だが、A3資料を広げると手狭に感じる。  | 
| 100cm | コンパクトなサイズ ノートパソコンのみで作業するには十分なサイズ  | 
奥行について
| 70cm | スタンダードなサイズ マルチディスプレイ+A3資料を広げて作業する人  | 
| 60cm | すこし小さめなサイズ マルチディスプレイでも大丈夫。A3資料を広げるにはすこし手狭  | 
| 50cm | コンパクトなサイズ ノートパソコンのみで作業する人向け  | 
文字だけだとイメージしにくいと思うので、私のデスクを実例に紹介しますね。
使用しているのはFLEXISPOT EF1で、天板サイズが「幅120cm×奥行60cm」です。


実際に使ってみた感想ですが、設置スペースと予算が許すなら幅140cm×奥行70cm以上がおすすめ。A3書類などを広げる時に、幅120cmだと手狭に感じる場合があります(‘Д’)
詳しくは『FLEXISPOT EF1レビュー』を参考にしてくださいね。
耐荷重70kgあれば多くの人には問題ない
| モデル | EJ2 | EF1 | 
|---|---|---|
| 耐荷重 | 100kg | 70kg | 



70kgとか100㎏って「実際どのくらい荷物を置いた場合か」イメージしづらいなぁ。



具体例を紹介しますね。例えば下の画像だと、積載重量はおよそ66kgです。


| 積載物 | 重量 | 内容 | 
|---|---|---|
| 天板 | 25kg | メラミン天板(t2.5×70cm×160cm) | 
| モニター | 16kg | 27インチモニター(8kg)×2台 | 
| モニターアーム | 6.3kg | エルゴトロンLXデュアルデスクマウントアーム | 
| PC本体 | 14kg | GALLERIA XF | 
| ノートPC | 2.1kg | MacBook Pro 16インチ | 
| キーボード | 1.0kg | Logicool G pro X | 
| マウス | 0.1kg | Logicool MX Master 3 | 
| ヘッドセット | 0.32kg | Logicool PRO X G-PHS-003 | 
| ヘッドセットスタンド | 0.13kg | ノーブランド | 
| スピーカー | 1kg | JBL Pebbles | 
| 合計 | 65.95kg | 
これだけ大きな天板でモニターを2枚を積載してやっと70㎏弱。
多くの人にとってEF1の耐荷重70kgでも問題ないことがわかります。
しかし逆を言えば、この写真と同等以上の天板もしくは、モニターを複数枚つかう人はEJ2を選んだほうが良いといえます。
耐荷重ギリギリだと耐久性に不安がでますからね(-_-;)
他の具体例をもっと知りたい!という方はにもデスク周辺機器の重さをまとめた記事を参考にどうぞ。
一般的な在宅ワーカーのデスクやDTMといったシーンの場合も想定したデスク例も紹介しています。
昇降スピードは気にする必要なし
| モデル | EJ2 | EF1 | 
|---|---|---|
| 昇降スピード | 38mm/秒 | 25mm/秒 | 



38mm/秒とか25mm/秒とか全くイメージできない…



動画を撮ってみました。
結論をいえば、昇降スピードを気にする必要はありません。
たとえばデスクの高さを70cmから110cmまで、40㎝ほど上昇させる場合にかかる時間がこちら。
- EJ2(38mm/秒):約10.5秒
 - EF1(25mm/秒):約16秒
 
たった5.5秒の差です。
しかも姿勢を切り替える時は、休憩を入れるタイミング。5秒の差なんてまったく気になりませんよ。
長い目でみれば足は重い方が良い
| モデル | EJ2 | EF1 | 
|---|---|---|
| 重量 | 28.4kg | 19.6kg | 



搬入がラクだから、脚フレームは軽いほうがいいよね?



重いタイプの方が揺れにくいので、長い目でみればおすすめです。
私が使用しているEF1は19.6kgと比較的軽量ですが、立ち作業時も大して揺れません。
しかしそれは天板が小さく荷物も少ないから。
もし「重い天板」や「モニターを複数台」設置するのであれば重心が高くなり、揺れやすくなります。
そんな場合はEJ2をおすすめします。足が重いと重心が低くなり揺れにくくすることができます。
幼児がいるならリモコンはタッチパネル式がGOOD
| モデル | EJ2 | EF1 | 
|---|---|---|
| リモコン | ![]() ![]() タッチパネル  | ![]() ![]() 押しボタン  | 
| 特徴 | スタイリッシュなデザイン チャイルドロック機能付き 少し触れただけで誤作動する  | シンプルなデザイン チャイルドロックなし  | 



「タッチパネル」と「押しボタン式」で見た目以外に性能に違いはあるの?



タッチパネル式には「チャイルドロック」機能があります。
タッチパネル式には「チャイルドロック」があります。小さいお子さんが勝手に触ってしまうおそれがある場合はタッチパネル式のEJ2のほうがおすすめです。
価格の差は23,100円
| モデル | EJ2 | EF1 | 
|---|---|---|
| 価格 | 53,900円 | 30,800円 | 
EJ2とEF1の価格差は23,100円。
EJ2はモーターやフレームのスチールなどの使用量が多いため、コストにもろに反映されています。
しかしその分、EJ2は頑丈でパワフルなスペックに仕上がっており、デュアルモーターの機種では最安モデルとなっています。
一方、EF1は過剰なスペックを削ぎ落として、必要十分な性能に仕上がっていると言えます。
EJ2とEF1の違いまとめ


| モデル名 | EJ2 | EF1 | 要点 | 
|---|---|---|---|
| モーター数 | デュアルモーター | シングルモーター | EF1はモーターが露出。「見た目」「ワゴンの設置」に難あり | 
| 天板対応 サイズ  | 幅120~200cm 奥行60~80cm  | 幅100~160cm 奥行50~80cm  | ゆったり作業するなら幅140cm以上おすすめ 幅120cm以下ならEF1で十分  | 
| 耐荷重 | 100kg | 70kg | 外付けモニターを多数積みしなければEF1でも大丈夫 | 
| 昇降スピード | 38mm/sec | 25mm/sec | 気にする必要なし | 
| 重量 | 28.4kg | 19.6kg | デスクの揺れを重視するなら重いEJ2が◎ | 
| リモコン | フルタッチパネル | 押しボタン | 小さい子どもがいるならEJ2のタッチパネルが安心 | 
| 価格 | 53,900円 | 30,800円 | 価格差が23,100円と大きい | 
ひとつひとつ違いを紹介してきましたが重要なのは「天板サイズ」と「耐荷重」です。
- 天板を幅160cm以上にする
 - モニターを3台以上設置する
 
いずれかの条件にあてはまる場合はデュアルモーターのEJ2がおすすめです。
逆に当てはまらない場合は23,100円も安いEF1のほうがおすすめです。実際に私はEF1で満足しています。
以上、スタスタでした!











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