マルトクショップとKANADEMONO。
どちらのショップもSNSでの評判が良く、ブロガーやYouTuberも挙っておすすめしているので、どちらで買うべきか迷ってしまいますよね。
「見た目も価格も満足できる最高の天板が欲しい。」そう思ってしまうのも仕方ありません。
そんな迷いを解消すべく、次の5つのポイントで比較したので紹介します。
- 品ぞろえの充実度
- 価格はどちらが安いか
- 納期はどのくらいかかる?
- 仕上がりの良さ
- カスタムの自由度
- こだわりの天板が欲しい人
- でもできるだけ節約したい人
- 比較するのが面倒な人
この記事を読めば『あなたにとって、どちらのショップがよりメリットがあるのか?』がわかりますよ。
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マルトクショップとKANADEMONOとは
マルトクショップとは
- 1920年に創業された香川県高松市の材木屋
- 仕入れ~加工~塗装まで一貫体制にすることで、良質な木材をお手頃価格で販売している
- 木材専門店ならでの、取り扱い樹種が豊富
- 柔軟でスピーディなネット注文システム
KANADEMONOとは
- 2016年に設立された㈱bydesignが運営するインテリア販売ブランド
- シンプルなデザインだけに素材感にこだわった商品が特徴
- 洗練された脚フレームの品ぞろえが豊富で、自分だけのデスクが作れると人気
- 脚フレームにも負けない高意匠の天板も人気
マルトクショップとKANADEMONOの比較結果
先に結論を言うと、基本的にはマルトクショップがおすすめ。
私は全体的には、木材を専門とするマルトクショップのほうがメリットが多いと判断しました。この結論に至った結果をまとめた比較表がこちら。
ショップ | マルトクショップ | KANADEMONO | 結論 | リンク |
---|---|---|---|---|
品ぞろえ | 46種 | 11種+21色 | 希望の樹種があればどちらのショップでもOK マルトクショップは圧倒的な品揃え KANADEMONOは針葉樹が得意 | 詳細を見る |
価格※1 | 円 | 29,770~42,600円 | 39,000幅160cm以下ならマルトクがお得 幅180cm以上ならKANADEMONOがお得な場合が多い | 詳細を見る |
納期※2 | 無垢材 10〜24日 | 集成材 6〜10日無垢材 7日 その他 12~14日 | 集成材 7日早く欲しいならKANADEMONO マルトクの無垢材はオーダーメイドなので時間がかかる | 詳細を見る |
仕上がり | 良好 | 良好 | どちらのショップも仕上がりは最高 ゴム集成材で比較した結果、甲乙つけがたい | 詳細を見る |
カスタム性 | 個別対応もOK | 選択肢が多い配線穴加工のみ | 面取り個別対応もしてくれるマルトクが優勢 逆に自由度が高すぎて迷うかも(;^ω^) | 詳細を見る |
※2 時期によって納期は変動する
しかし上記の通り「納期優先」「天板幅180cm以上」といった条件によってはKANADEMONOが良い場合も。
それでは1項目ずつ、詳しく見ていきましょう。
品ぞろえ|充実のマルトクショップ
樹種の品ぞろえが多いのはどっちのショップ?
延べ46種類の木材を品ぞろえするマルトクショップでした。
ただし「針葉樹と広葉樹」「集成材と無垢材と突板」で分類して比較してみると、それぞれ注力している木材に違いがあり、一概にどちらのショップが優れているとは言い切れません。
材質 | マルトクショップ | KANADEMONO | まとめ |
---|---|---|---|
針葉樹 集成材 | 6種 | 1種 | KANADEMONOは針葉樹×集成材の取り扱いは少ない。 |
針葉樹 無垢材 | 5種 | 1種 | KANADEMONOは針葉樹×無垢材の品ぞろえも少ない。 |
広葉樹 集成材 | 10種 | 1種 | 広葉樹×集成材の品ぞろえはマルトクが圧倒的 KANADEMONOにはリーズナブルな集成材が少ない |
広葉樹 無垢材 | 25種 | 5種 | 広葉樹×無垢材の品ぞろえもマルトクが圧倒的 KANADEMONOは人気の樹種に絞ってラインナップ |
広葉樹 突 板 | 無し | 3種 | KANADEMONOはリーズナブルな突板を品ぞろえ |
リノリウム | 無し | 21色 | KANADEMONOはリノリウムも品ぞろえ 単色カラーと木目を掛け合わせたモダンデザイン |
KANADEMONOでの突板、集成材、無垢材は下記のように表記されています。
- 突板
-
STD(スタンダード)
- 集成材
-
ECO(エコ)
- 無垢材
-
PRM(プレミアム)
「針葉樹と広葉樹」「集成材と無垢材と突板」の違いを知りたい方は天板の選び方の記事を参照にしてくださいね。
マルトクショップの品ぞろえの特徴
KANADEMONOは全11種類なのに対し、マルトクショップは全46種類と品ぞろえが充実しています。
特に広葉樹の品ぞろえが圧巻で、ユーザーの予算に合わせて樹種や特徴を選択できるラインナップとなっています。
- 三大銘木のチークとマホガニー
- 環境とお財布に優しいアカシア
- 節や白太の有無の選択ができる
アカシアは「濃色の天板が欲しいけど、ウォルナットは予算オーバー」と悩んでいる方におすすめの樹種。
KANADEMONOの品ぞろえの特徴
- リーズナブルな突板を品揃え
- 広葉樹も人気の樹種はしっかりラインナップ
- リノリウムを20色も品ぞろえ
KANADEMONOは集成材と無垢材とは別に突板を品揃えしています。
突板とは2〜3mm厚に薄く剥いだ木材。これを合板などの木質繊維板に貼り付けることで「体積の9割は安価な材料でありつつ、見た目は本物の木材」というコスパにすぐれた天板を作成することができます。※ただし木口(断面)は木目が不連続となるため、無垢材や集成材に比べ重厚感は劣る
広葉樹も人気の樹種はしっかりとラインナップされており、大多数の人にとって満足できる品ぞろえになっています。
KANADEMONOの広葉樹ラインナップ
- ゴム(ラバーウッド)
- ホワイトアッシュ
- ホワイトオーク
- レッドオーク
- ウォールナット
- ブラックチェリー
個人的には「アカシア」と「タモ」も品ぞろえしてほしい。
またリノリウムも品ぞろえしており、木目と単色カラーというモダンな組み合わせの天板を楽しむことができます。「ブラック×ブラウン」のミッドセンチュリー調の組み合わせは、個人的に大好物。
マルトクショップの品揃えの特徴
- 全46種類の圧巻の品揃え。
- 予算にあわせた樹種選びができる
KANADEMONOの品揃えの特徴
- リーズナブルな突板を品揃え
- 広葉樹は人気樹種に絞った品ぞろえ
- モダンな組み合わせを楽しめるリノリウム
価格|基本的にはマルトクショップが安い
価格はどちらのショップの方が安いの?
基本的にはマルトクショップが安かったです。ただし大サイズおよび突板ならKANADEMONOの方が安い場合もありました。
価格比較をする前に、マルトクとKANADEMONOの価格の算出方法の違いについて紹介します。
- マルトクショップ
-
- サイズによって価格が変わる材積計算
- 送料もサイズによって変動
送料の詳細
木材の3辺合計 購入金額3万円以上 購入金額3万円未満 160cm未満 1,100円 2,640円 220cm未満 2,640円 3,960円 220cm以上 3,300円 4,400円 総重量30kg以上 別途見積り 別途見積り 北海道・沖縄・離島は別途見積 - KANADEMONO
-
- 幅180cm以下なら同価格のフリーサイズ方式
- 送料込の価格
上記の違いを踏まえ、幅120/140/160/180cm別で比較した結果がこちら。
樹種 | フリーサイズ | KANADEMONOマルトク 幅120cm | マルトク 幅140cm | マルトク 幅160cm | マルトク 幅180cm |
---|---|---|---|---|---|
杉(スギ) | 円 | 44,00037,530円 | 42,880円 | 48,880円 | 54,240円 |
ゴム | 円 | 39,00029,770円 | 33,820円 | 38,540円 | 42,600円 |
ホワイトオーク | 円 (69,000円) | 120,00062,420円 | 72,420円 | 82,080円 | 91,590円 |
ウォルナット | 円 (70,000円) | 153,00071,070円 | 82,010円 | 93,610円 | 104,560円 |
ブラックチェリー | 円 | 120,00057,200円 | 65,830円 | 75,120円 | 83,760円 |
マルトクは送料を含めた金額
()は突板の場合
- 全体的にはマルトクショップの方が安い
- ただしスギとゴムは幅160以上だとKANADEMONOの方が安い
- 突板でもOKならばKANADEMONOもあり
上表は奥行き80cm、厚み3cmと条件を揃えて比較しました。そのため、奥行きや厚みを小さくするのであれば、マルトクショップはもっと価格が抑えることができます。これも考慮すると価格については総合的にはマルトクショップの方が優勢かと思われます。
納期|すぐに欲しいならKANADEMONO
急ぎで天板が欲しい時はどっちのショップがいいかな?
KANADEMONOは約1週間で届きます。
材質 | マルトクショップ | KANADEMONO |
---|---|---|
集成材 | 約7〜10営業日 | 約7営業日 |
無垢材 | 約10〜24営業日 | 約7営業日 |
突板 | 約14営業日 | |
リノリウム | 約12営業日 |
マルトクショップのデメリットは納期。集成材で約10日、無垢材にいたっては10〜24日程かかります(オーダーメイドなので仕方ないんですけどね)。
一方、KANADEMONOは集成材も無垢材でも約7日と短納期。早く天板が必要な人には嬉しいポイントです。
マルトクショップで無垢材を注文するなら、FLEXISPOTより先にオーダーしておいた方が良さそうですね。
仕上がり|どちらも良好!
仕上がりがきれいなのはどちらのショップかな?
どちらもキレイな仕上がりで甲乙つけられません。
両ショップから木材のカットサンプルを取り寄せて比較してみました。
今回 比較した木材はゴム(ラバーウッド)集成材。マルトクショップもKANADEMONOどちらも仕上がりはとてもきれいで、差は見られませんでした。
スギとウォールナットもサンプルが届き次第、追記したいとおもいます。
カスタム性|マルトクショップが優位
自分好みにカスタムしたい!どちらのショップが良いかな?
加工・塗装いずれもマルトクショップ方が種類も自由度も高かったです。
カスタム内容 | マルトクショップ | KANADEMONO |
---|---|---|
配線穴加工 | 丸・四角・スリット サイズ指定OK 位置指定OK | 丸・四角・スリット サイズ指定不可 位置指定不可 |
面取り加工 | 17種類(詳細はこちら) 4面 個別に指定OK | 2種類(2R/5R) 指定不可 |
コーナー加工 | 指定可能 | 指定不可 |
塗装 | 2種類(自然塗料/ウレタン) 3色(クリア/ブラウン/ダーク) | 1種類(ウレタンのみ) クリアのみ※ゴムのみ4色 |
別途相談 | 図面やスケッチを送って相談可能 ※鬼目ナットも対応OK | 不可 |
マルトクショップは加工や塗装の種類が豊富で、全項目についてKANADEMONOよりも優勢でした。
しかし自由度が高すぎるため「木材に詳しくない方は逆に迷ってしまう」というデメリットがあります。そこでマルトクショップで天然木をオーダーする手順をまとめた記事も作成しました。
この記事を読めば、迷うことはないはず!
まとめ
冒頭で紹介した、今回の比較結果をまとめた表を再掲します。
ショップ | マルトクショップ | KANADEMONO | 結論 | リンク |
---|---|---|---|---|
品ぞろえ | 46種 | 11種+21色 | 希望の樹種があればどちらのショップでもOK マルトクショップは圧倒的な品揃え KANADEMONOは針葉樹が得意 | 詳細を見る |
価格※1 | 円 | 29,770~42,600円 | 39,000幅160cm以下ならマルトクがお得 幅180cm以上ならKANADEMONOがお得な場合が多い | 詳細を見る |
納期※2 | 無垢材 10〜24日 | 集成材 6〜10日無垢材 7日 その他 12~14日 | 集成材 7日早く欲しいならKANADEMONO マルトクの無垢材はオーダーメイドなので時間がかかる | 詳細を見る |
仕上がり | 良好 | 良好 | どちらのショップも仕上がりは最高 ゴム集成材で比較した結果、甲乙つけがたい | 詳細を見る |
カスタム性 | 個別対応もOK | 選択肢が多い配線穴加工のみ | 面取り個別対応もしてくれるマルトクが優勢 逆に自由度が高すぎて迷うかも(;^ω^) | 詳細を見る |
※2 時期によって納期は変動する
今回の比較結果をまとめると、総合的にマルトクショップのほうが優勢だと個人的に感じました。
ただし下記の条件に当てはまる人はKANADEMONOがおすすめ。
KANADEMONOをおすすめする人
- サイズが180cm以上(樹種による)
- 突板でも気にしない
- 納期優先で、急ぎで天板が必要
あなたの理想の天板探しの参考になれば幸いです。
以上、スタスタでした。
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