スタンディングデスクが欲しいけど、予算は2万円以内に抑えたい。
身長が160㎝の私には固定式スタンディングデスクの100㎝高は大きすぎる
と、スタンディングデスク選びに悩んでいる方におすすめなのが「ストッパータイプ」です。
ストッパータイプはガス圧式や電動式のような、天板の持ち上げをアシストする力がありません。
そのため上げ下げ調整がしづらいというデメリットはありますが、価格は1.2~2.5万円と他の昇降式のスタンディングデスクと比べてリーズナブル。
しかも100cm高しかない固定式と違い、高さ調整ができるというメリットもあります。
そんな「ストッパータイプ」の昇降デスクについて、目的別のおすすめ商品をおすすめします。
- 「スタンディングデスクをスタンダードに」がモットー
- 建材、家具の設計15年のアラフォー技術者
- 睡眠4時間の残業まみれの生活からの脱出に成功
- 仕事の効率を高めてくれたスタンディングデスクの情報を発信中
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ストッパータイプのスタンディングデスクの選び方
- 昇降のしやすさ
- 天板サイズ
- 高さの調整範囲
- 揺れにくさ
昇降のしやすさ
頻繫に机を上げ下げするのであれば、昇降のしやすさが重要です。
しかし、そもそもストッパー式は上げ下げがしにくい方式。
基本はサブデスクとしての使用、もしくはカウンターチェアとの併用がおすすめです。
天板サイズ
固定タイプのスタンディングデスクは、短時間の作業を前提として設計されています。
そのため一般的なデスクよりも一回り小さいサイズ(奥行50㎝×幅90~120㎝)が主流。
具体的にサイズ選びの目安を紹介するので、あなたの作業に必要なサイズの参照にしてください。
幅について
160㎝以上 | とても大きいサイズ さまざまな道具を多く広げても余裕がある。「物撮り」や「ピアノ鍵盤」など、特別な作業をする人におすすめ |
140cm | 少し大きめのサイズ マルチディスプレイにしたうえで、A3資料資料を広げられるスペースがある。 |
120cm | スタンダードなサイズ マルチディスプレイでも使用可能だが、A3資料を広げると手狭に感じる。 |
100cm | コンパクトなサイズ ノートパソコンのみで作業するには十分なサイズ |
奥行について
70cm | スタンダードなサイズ マルチディスプレイ+A3資料を広げて作業する人 |
60cm | すこし小さめなサイズ マルチディスプレイでも大丈夫。A3資料を広げるにはすこし手狭 |
50cm | コンパクトなサイズ ノートパソコンのみで作業する人向け |
言葉だけではイメージしにくいかと思うので、私のデスク(幅120㎝×奥行60㎝)の写真も紹介します。
高さの調整範囲
快適に作業するうえで、デスク高さは超重要。
スタンディングデスクなので「座り作業」と「立ち作業」それぞれの、身長別の理想的な机の高さを紹介します。
座り作業
身長 | イス高さ | デスク高さ キーボード | デスク高さ 書き仕事 |
150㎝ | 37cm | 58cm | 63cm |
155㎝ | 38cm | 60cm | 65cm |
160㎝ | 39cm | 62cm | 67cm |
165㎝ | 40cm | 64cm | 69cm |
170㎝ | 42cm | 67cm | 72cm |
175㎝ | 43cm | 69cm | 74cm |
180㎝ | 44cm | 71cm | 76cm |
185㎝ | 45cm | 73cm | 78cm |
この表のポイント
- 「キーボード作業」と「書き作業」で、理想的な机高さは違う
- 机高さ70~73㎝は身長180㎝以上の人に適した机高さ
立ち作業
立ち作業における、身長別の理想的な机高さはこちら。
身長 | デスク高さ キーボード | デスク高さ 書き仕事 |
150㎝ | 86cm | 91cm |
155㎝ | 89cm | 94cm |
160㎝ | 93cm | 98cm |
165㎝ | 96cm | 101cm |
170㎝ | 99cm | 104cm |
175㎝ | 102cm | 107cm |
180㎝ | 105cm | 110cm |
185㎝ | 109cm | 114cm |
ほとんどの商品は最大120㎝くらいまで天板が上昇します。
そのため身長185㎝以上のよほどの高身長でない限りは、商品選びの際には気にしないでOKです。
揺れにくさ
スタンディングデスクは重心が高いので、普通のデスクにくらべて揺れやすい特性があります。
ノートパソコンでキーボード作業するだけであれば問題ありませんが、書き作業(特に消しゴム)では、デスクが大きく揺れる場合があります。
揺れが気になる人は下記のポイントをチェックすると、比較的揺れにくいデスクを選ぶことができます。
- フレームが重く、天板が軽い
- 脚を連結するコの字型のフレームがある
ストッパータイプのおすすめスタンディングデスク
イメージ | ルミナス | |||
昇降のしやすさ | ||||
昇降範囲 | 76~120㎝ (81~125㎝) ()内はキャスターの場合 | 75.5~117.5㎝ (66.2~108.2㎝) ()内はキーボードスライダーの高さ | 70~108㎝ (75~113㎝) ()内はキャスターの場合 | ~95.5㎝ |
奥行 | 43㎝ | 45㎝ | 40㎝ | 46㎝ |
幅60cm | 12000円 | – | 15200円 | 12800円 |
幅70㎝ | – | 17500円 | – | – |
幅90㎝ | – | – | – | 15800円 |
幅100㎝ | – | 21800円 | – | – |
幅120㎝ | – | 25000円 | – | 17800円 |
天板の材質 | 樹脂シート化粧板 | PVCシート化粧板 | PVCシート化粧板 | 未記載 |
耐荷重 | 20㎏ | 40㎏ | 40㎏ | 80㎏ |
色 | ブラック/ホワイト | 黒/白/木目 | 黒/木目 | ナチュラル/ブラウン |
揺れにくさ | ||||
その他 | 折りたたみ可能 | キーボードスライダー | 学習机 | 拡張性が高い |
リンク | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
昇降のしやすさならE-WIN
昇降のしやすさ | |
昇降範囲 | 76~120㎝(81~125㎝) ※()内はキャスターの場合 |
奥行 | 43㎝ |
幅 | 60㎝ |
天板の材質 | 樹脂シート化粧板 |
耐荷重 | 20㎏ |
色 | ブラック/ホワイト |
- 天板を上げ下げしやすい
- 折りたためる
- 移動も簡単
- 揺れやすい
- 最下調整の机高さが76㎝(81㎝)
- クロスバーが足にあたり気になる人も
E-WINを1位に選んだ理由は「昇降のしやすさ」。
ストッパータイプの昇降式スタンディングデスクは、気軽に天板を上げ下げできない商品が多いのが実情。
しかしE-WINのスタンディングデスクは、上げ下げが簡単。30分おきに調整しても苦になりません。
また折り畳みができるのも大きな特徴。
使用しない時は、細いすき間などに格納することができます。
デメリットは、人によっては「座り作業」がやりづらいという点。
天板高さの下限は76㎝、キャスターにすると81㎝。この高さは身長180㎝以上の人に適した高さです。
しかしフットレストやリカバリーサンダルなどを使えば改善も可能です。購入後に「高さがしっくりこない」という方はこれらのアイテムを活用するのがおすすめ。
揺れやすいというデメリットもありますが、ノートPC作業がメインの人であれば問題ないレベルです。
作業スペースで選ぶならBauhutte(バウヒュッテ)
昇降のしやすさ | |
昇降範囲 | 75.5~117.5㎝(66.2~108.2㎝) ※()内はキーボードスライダーの高さ |
奥行 | 45㎝ |
幅 | 70㎝/100cm/120cm |
天板の材質 | PVCシート化粧板 |
耐荷重 | 40㎏ |
色 | 黒/白/木目 |
- 幅の品ぞろえが豊富
- 作業スペースが広い
- 身長が170㎝以下の人も快適
- 天板の上げ下げが大変
ゲーミング家具ブランドのBauhutte。
「着る毛布(通称:ダメ着)」や「ぼっちてんと」など面白いアイテムを発売している人気の高いブランドです。
そんなバウヒュッテのスタンディングデスクの特徴は「キーボードスライダー」。
キーボードスライダーのメリットは2つ。
- 作業スペースを広くとれる
- 身長が低めの人も作業しやすくできる
キーボードが天板から無くなる分、作業スペースを広げることができます。
紙資料やタブレットなどの資料を見ながら作業する人におすすめ。
またキーボードスライダーが天板より9㎝ほど低い高さになるため、身長が170㎝以下の人にもフィットする机高さに調整することができます。
一方、バウヒュッテのスタンディングデスクの最大のデメリットは上げ下げしにくいこと。
「1人ではまず無理」と言って良いレベルです。
そのため以下のような条件にあてはまる人におすすめの商品です
- 近くに上げ下げを手伝ってくれる同僚やパートナーがいる
- カウンターチェアと合わせて利用する
- サブデスクとして使用する
番外編|Bauhutte(バウヒュッテ)BHD-600H
昇降のしやすさ | |
昇降範囲 | 70~108㎝(75~113㎝) ※()内はキャスター時の高さ |
奥行 | 40㎝ |
幅 | 60㎝ |
天板の材質 | PVCシート化粧板 |
耐荷重 | 40㎏ |
色 | 黒/木目 |
- コンパクト
- 移動がラクラク
- 引き出し付き
- 作業スペースが小さい
番外編として、バウヒュッテからもう1つ「BHD-600H」を紹介します。
BHD-600Hは学習机のような見た目のスタンディングデスク。キーボードスライダーの代わりに、ノートPCなどをしまえるカゴが天板の下についています。
昇降方式は先に紹介したタイプと同じですが、天板が小さく軽い分だけ上げ下げしやすくなっています。
収納付きでコンパクトなスタンディングデスクが欲しい人におすすめです。
カスタムのしやすさならルミナスラック
昇降のしやすさ | |
昇降範囲 | ~95.5㎝ |
奥行 | 46㎝ |
幅 | 60㎝/90㎝/120㎝ |
天板の材質 | 不明 |
耐荷重 | 80㎏ |
色 | ナチュラル/ブラウン |
- 拡張性が高い
- 収納としても使いまわせる
- 天板の上げ下げが大変
- 見た目がイマイチ
ホームセンターでよく見かけるスチールラックもスタンディングデスクとして使用が可能です。
スチールラックでもっとも有名なブランドが「ルミナスラック」。
スチールラックの天板高さを調整する方法は以下の通り。
- 一定間隔に掘られた支柱の溝に合わせて、プラスチックパーツを嵌め合わせる
- 四隅の穴に支柱を通して、天板を上から落とし込む
上の文だけだと簡単に見えますが、実際にやってみるとかなり大変です。気軽に天板を上げ下げするのには向いていません。
スチールラックは「固定式」スタンディングデスクとして、サブデスクとしての使用がおすすめです。
高さ調整についてはイマイチですが、スチールラックには拡張性が高いという最高のメリットがあります。
縦方向に伸ばすのも良し、横方向に伸ばすのも良し、棚やフックにキャスターを追加など、他デスクに比べられないほどカスタムの幅が広い特徴があります。
環境や自分の趣味に合わせてデスクをカスタムしたい人におすすめですよ。
\ カスタム自由 /
カスタムをしたい場合は「⇧ 目次へ戻る
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