スタンディングデスクを導入したものの、立ち作業は慣れていないと数分で疲れてしまいます。せっかく購入したデスク。どうせならしっかりと活用したいですよね。
そんな時に役立つアイテムがスタンディングチェア。
立っているような姿勢を保ちながら座れるため、立ち作業の負担をぐっと軽減されます。気軽に姿勢を変えれるので、腰痛や肩こりの予防、姿勢改善、さらには仕事中の疲労感の軽減にもつながります。
本記事ではスタンディングチェアのおすすめの商品や特徴・選び方のポイントを詳しく解説します。

- 「スタンディングデスクをスタンダードに」がモットーの、スタスタデスクを運営
- 建材、家具の設計20年のアラフォー技術者
- 睡眠4時間の残業まみれの生活からの脱出に成功
- 仕事の効率を高めてくれたスタンディングデスクの情報を発信中
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スタンディングチェアとは

スタンディングチェアは、立ち作業を快適にサポートできるように設計された椅子です。主な特徴は次の通りです。
- 軽く膝を曲げた姿勢に合わせた座面高さ
- 高さ調整ができる
- 座面や背もたれに傾斜がある
長時間の立ち作業は足が痛くなり、ついつい歪んだ姿勢で作業をしてしまいがち。
しかしスタンディングチェアを使うと足にかかる負担をお尻や背中へと分散できるため、自然と理想的な姿勢を保ちやすくなります。
スタスタ立ち作業を億劫に感じにくくなりますよ
スタンディングチェアの選び方


スタンディングチェアには大きく分けて3つのタイプがあります。
- スイングタイプ
- 背もたれタイプ
- モバイルタイプ
1つづつ解説していきます。
スイングタイプ


- 座り心地が良い
- 高さ調整が自在
- 設置スペースが必要
- 足への負担が少なくなりがち
- 最低高さが50cm程度なので、メインチェアには不向き
スイングタイプのスタンディングチェアは、座面が傾くのが大きな特徴です。腰を掛けると程よく傾き、ちょい掛けしやすいように設計されています。
また、ゆらゆらと揺れるため、まるでバランスボールに乗っているような感覚で使用できます。
私自身、オカムラ製作所の『ピルエット』を会社で使っていますが、高さ調整も自在で座面も柔らかいので、30分くらいは平気で立ち作業ができています。
背もたれタイプ


- 足への負担が丁度よい
- 価格が高い
- 設置スペースが必要
背もたれタイプのスタンディングチェアは、「座る」というより、「寄りかかる」姿勢をとれるのが特徴です。
足への負荷分散効果は他のタイプに比べて控えめですが、そのぶんスタンディングデスク本来のメリット(健康促進やカロリー消費)をしっかりと得られるのがポイント。
イメージとしては、電車の出入口横の背もたれによりかかる感覚に近く、『立っているけど少し楽』な姿勢を取れるため人気があります。
モバイルタイプ


- 持ち運びでき、置き場所に困らない
- 価格が安い
- 座り心地が悪い
モバイルタイプの最大の特徴は持ち運びができること。
アウトドアや行列に並ぶ時など、ちょっと腰を下ろしたいシーンで活躍します。我が家では子供連れで出かけた際、電車で座れなかったときに使って重宝しています。
細かな高さ調整が出来ない点は残念ですが、デスクの設置スペースに限りがある方にはピッタリのタイプ。座り心地はそこまで良くないものの、利便性に優れた一脚です。
タイプ別スタンディングチェアおすすめ商品


前項で紹介した3つのタイプそれぞれのおすすめ商品を紹介します。
- スイングタイプ
- 背もたれタイプ
- モバイルタイプ
スイングタイプのおすすめ商品3選
| ブランド 品番 | 山善 HPSC-55 | 宮武製作所 CH-800H | サンワダイレクト 150-SNCERG22 |
| イメージ | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() |
| 実勢価格 | 9,990円 | 13,000円 | 19,800円 |
| 昇降範囲 | 57〜72cm | ロータイプ:51~66cm ハイタイプ:61~86cm | 60〜84.5cm |
| 重量 | 4.5kg | 5.6kg | 8.8kg |
| 傾斜角度 | 全方向 ※角度不明 | 全方向に8° | 前に15° |
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山善|HPSC-55


山善は、ネット通販の圧倒的で存在感を持つ大手ブランド。家具や家電、アウトドア用品など暮らしにまつわる幅広いアイテム手掛けています。楽天市場の「ショップ・オブ・ザ・イヤー」の常連でもあり、オリジナル製品の品質にも定評があります。
そんな山善が販売するスタンディングチェアHPSC-55の主な特徴は次の通りです。
- 価格が安い(10,000円弱程度)
- 4.5kgと軽量なので、動かしやすい
- 最低高さが57cmなので、通常のイスととしては使いにくい
- ラウンド底なのでグラグラ動く
価格の手頃さと軽量さが魅力の商品。スタンディングチェアのお手本のような商品です。
宮武製作所|CH-800H/L


宮武製作所は大阪市に本社を置く日本の家具メーカーで、座椅子をはじめとする多彩な家具を企画・販売しています。
同社が手掛ける「プロポーションスツール」は、三角形の座面が特徴的なスタンディングチェアです。主な特徴は以下のとおり。
- 安心の日本製
- 身長に合わせてハイタイプとロータイプを選べる
- ラウンド底なのでグラグラ動く
- 特殊な形状の座面なので、長時間の使用には慣れが必要



170cm以上の方はハイタイプをおすすめします。
サンワダイレクト|150-SNCERG22


1923年に岡山県で創業したパソコン周辺機器メーカー「サンワサプライ」。
同社のスタンディングチェアの特徴は高い安定性。先に紹介した2商品はラウンド底で、左右に揺れやすく、やや安定性に欠けるというデメリットがありますが、サンワサプライの150-SNCERG22は異なる仕組みを採用。
フラット底で安定感があり、集中しやすい設計となっています。
価格は他メーカーよりやや高めですが、そのぶん安定感と安心感は抜群。立ち作業も余計なバランス取りに気を取られず、集中して作業したい人におすすめです。
背もたれタイプのおすすめ商品3選
| ブランド 品番 | タチイス T-ASB01 | スタンチェア | プロイデア |
| イメージ | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() |
| 実勢価格 | 52,800円 | 30,800円 | 44,000円 |
FLYME|tatiisu(タチイス)


タチイスは「座る」というより「寄りかかる」ための椅子。価格はお高めですが、快適かつ効果的にスタンディングデスクを活用できます。
スチール製にすることで強度を保ちつつ、スッキリした見た目を実現しており、圧迫感を感じさせないデザインになっています。
カラーバリエーションも豊富でインテリアに合わせたコーディネートができるのも嬉しいポイント。
FLYMe(フライミー)はこちら&MEDICAL|STAN CHAIR(スタンチェア)


スタンチェアは地元・名古屋のテレビでも紹介されたこともある注目の商品。足先がゆるやかに上がる形になっていて、自然とラクな立ち姿勢をつくってくれるのが特徴です。
デザインもシンプルで、部屋の雰囲気を邪魔しないのもうれしいポイント。
ホテルの受付やレジ打ちの方のために導入している企業も増加しているとのこと。
プロイデア


健康や美容商品のオリジナルアイテムを多数開発しているプロイデアのスタンディングチェア。
その特徴は成形合板で作られたその見た目。まるで温泉旅館の座椅子のようです。
成形合板の「薄く軽量で強度がある」という特徴を活かし、底面と背もたれに傾斜をつけ、骨盤が立った状態に支えるのに適した形状に配慮されています
モバイルタイプのおすすめ商品


amazonで「モバイルチェア」と検索すると似たような商品がたくさん並びます。見た目は同じでも、選ぶときに特に注目してほしいのが座面の高さです。
スタンディングデスク用のちょい掛けチェアとして使うなら、最高座面高さが70cm以上あるものを選ぶのがおすすめ。



私は身長171cmで座面高さ85cmの商品を使っています。
LAMPTOP
LAMPTOPのモバイルチェアは座面高さが76㎝まで調整できるので、身長170cm前後の人におすすめ。
無名の中国ブランドのため価格も安いので、お手軽に導入したい人におすすめです。(写真を見る限り、私が使っている別ブランドのものと同じ物のはず。)
ロゴス|エアライト・1ポールシート
無名の中国ブランドが心配な人には、日本ブランドのロゴスのがおすすめ。「エアライト・1ポールシート」がおすすめ。
42/52/61cm高のノーマルタイプに加え、51/64/74cm高のハイポジションタイプも品ぞろえされています。
まとめ
本記事ではおすすめスタンディングチェアを「スイングタイプ」「背もたれタイプ」「モバイルタイプ」に分けておすすめ商品を紹介しました。
立ち作業はちょっとした工夫で驚くほどラクになります。今回紹介したスタンディングチェアもそのひとつ。他にも「スタンディングマット」や「リカバリーサンダル」などがあります。




気になったアイテムがあれば、取り入れてみてくださいね。



スタンディングデスクをスタンダードに!。スタスタでした!



















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