在宅ワーク用に電動昇降デスクの購入を考えている人向けの記事です。
「机の高さ73cmって、身長170cmの自分には高すぎるかな?」と不安なあなたに3つの改善アイテムを紹介します。
- 厚底スリッパ
- フットレスト
- キーボードスライダー
※高さ調整できるイスを持っていることを前提とした内容になっています。
電動昇降デスクFLEXISPOT EF1愛用ブロガーのsutasutaです。
でも使い始めた当初は「失敗したかも…」と後悔していました。
それは73㎝までしか天板が下がらなかったから。身長171㎝の私には高く感じていたんです。
- 机に合わせてイスを上げると、かかとが浮いて足が疲れる
- 身長に合わせてイスを下げると、机が高くて肩がこる
購入前から天板が60cmまで下がるのは上位グレードだけということは知っていました。
でも「会社のデスクも73㎝だから大丈夫だろ」とケチってしまったんですよね。
せっかく快適に作業するために、電動昇降デスクを買ったのにこれでは悲しすぎる(´;ω;`)
しかし、とあるアイテムを取り入れたことでこの問題は解消。今では電動昇降デスクの恩恵を存分に堪能しています。
パッと仕事を終わらせて、趣味のブログを書きまくりです(^◇^)
もし「身長が低いから」という理由だけで、60㎝まで下降する高い商品を買おうとしているならば、ちょっと待ってください。
本記事で紹介する3つの改善アイテムを利用すれば、安く済むかもしれませんよ。
浮いたお金で周辺機器に投資しましょう
自分の身長にあった在宅ワーク用デスクの高さを知ろう
私のような失敗をしないように、まずは身体が疲れにくいデスクワークの姿勢を知りましょう。
高さ選びには在宅勤務ならではの落とし穴もあるので要チェックです。
デスクワークの理想的な姿勢とは
まずは理想的な姿勢の条件を解説しますね。
わかりやすいようにイラストを作りました。
特に重要なポイントは2つ。
- 肘の角度は90°以上
- 足裏全体が床に接している
デスクとイスの高さが合っていないと、この2点を満たすことができません
では具体的にデスクとイスの高さは何㎝が推奨されているのか?を身長別にまとめました。
身長 | イス高さ | デスク高さ キーボード | デスク高さ 書き仕事 |
150㎝ | 37cm | 58cm | 63cm |
155㎝ | 38cm | 60cm | 65cm |
160㎝ | 39cm | 62cm | 67cm |
165㎝ | 40cm | 64cm | 69cm |
170㎝ | 42cm | 67cm | 72cm |
175㎝ | 43cm | 69cm | 74cm |
180㎝ | 44cm | 71cm | 76cm |
185㎝ | 45cm | 73cm | 78cm |
この表で重要なポイントは2つ。
- 「キーボード」「書き作業」で推奨のデスク高さが違う
- デスク高さ73㎝は、身長185㎝の人にピッタリの高さ
キーボードでの作業がメインの現代では、デスク高さ73㎝は身長185㎝の人向けの高さということがわかります。
在宅ワークならではの落とし穴
在宅ワーク用として、デスクを選ぶ際の注意点を1つ紹介します。
それは「会社と家のデスクが同じ高さでも、家の方が高く感じることがある」ということ。
その原因は革靴。
上で紹介した「身長別のイスとデスクの高さ」の表はオフィスでの使用を想定した数値。靴を履いていることが前提になっています。
そのため自宅(素足もしくはスリッパ)とオフィス(革靴)では、靴底の厚み約2㎝の分だけ差が生じるということ。
足の裏が接地するイス高さにすると、同じデスク高でも会社より高く感じてしまっていたわけです。
素足派は2cm差し引いた高さで考えましょう
理想的なデスクワークの姿勢まとめ
- 肘の角度は90°以上
- 足裏全体が床に接している
- デスク高73㎝は身長185㎝向け
- 素足派は靴の厚み(約2㎝)を差し引いて考える
平均身長でもデスク高さ70㎝を快適に使う方法
やっぱり身長185cm以下の人は高い商品を買わなきゃいけないの?
大丈夫です。ここで紹介するアイテムを使えば身長170㎝以下の人でも、理想的な姿勢で作業できます。
3つ紹介するので、どれか1つでも参考になれば幸いです。
個人的にはフットレストがおすすめ。
厚底のスリッパをはく
素足の人は厚底のスリッパをはくとイスの高さを2㎝ほど上げることができ、机の高さを感じにくくすることができます。
またクッション性のある靴底だと、スタンディング作業時の足の負担軽減にもなります。
2㎝厚のスリッパを履くことで、上で紹介した表と同じ推奨デスク高さにすることができます。
身長 | イス高さ | デスク高さ キーボード | デスク高さ 書き仕事 |
150㎝ | 37cm | 58cm | 63cm |
155㎝ | 38cm | 60cm | 65cm |
160㎝ | 39cm | 62cm | 67cm |
165㎝ | 40cm | 64cm | 69cm |
170㎝ | 42cm | 67cm | 72cm |
175㎝ | 43cm | 69cm | 74cm |
180㎝ | 44cm | 71cm | 76cm |
185㎝ | 45cm | 73cm | 78cm |
フットレストを使用する
フットレストは足元に置くクッションです。
肘の角度が90°以上になるイス高さに調整しても、足の裏をしっかりと接地することができます。
高さ調整できるプラスチック製の物もありますが、ふかふかしたウレタン製がおすすめ。足の置き心地がよく、リラックスできますよ。
厚みは10㎝程度。フットレストがあれば身長160㎝程度の人でもデスク高73㎝でバッチリ快適に作業ができます。
フットレスト(10㎝)を使用した時のイスと机の高さ
身長 | イス高さ (+10㎝) | デスク高さ キーボード | デスク高さ 書き仕事 |
150㎝ | 37→47cm | 68cm | 73cm |
155㎝ | 38→48cm | 70cm | 75cm |
160㎝ | 39→49cm | 72cm | 77cm |
165㎝ | 40→50cm | 74cm | 79cm |
170㎝ | 42→52cm | 77cm | 82cm |
175㎝ | 53→53cm | 79cm | 84cm |
180㎝ | 44→54cm | 81cm | 86cm |
185㎝ | 45→55cm | 83cm | 88cm |
身長170㎝以上の人は快適な高さにデスクを上昇させればOK 。電動昇降デスクの本領発揮ですね(*’ω’*)
ちなみに、ちょっとお高いですが身長175㎝程度の人にはバウヒュッテもおすすめ。
フットレストとしてだけでなく、スタンディングデスクマットとしても使えます。
キーボードスライダーを使う
見栄えにこだわりのある方には敬遠されがちなキーボードスライダー。
しかし天板を広く使うことができるというメリットもあるため、資料を広げて作業する方におすすめのアイテムです。
天板に固定するだけで、キーボードの高さを約12㎝も下げることができます。
キーボードスライダーを使った場合の理想的なデスク高さはこちら。身長155~160㎝の人でも快適に作業できる高さに改善できます。
身長 | イス高さ | キーボード スライダーの高さ | デスク高さ キーボード作業 | デスク高さ 書き作業 |
150㎝ | 37㎝ | 58㎝ | 70㎝ | 63㎝ |
155㎝ | 38㎝ | 60㎝ | 72㎝ | 65㎝ |
160㎝ | 39㎝ | 62㎝ | 74㎝ | 67㎝ |
165㎝ | 40㎝ | 64㎝ | 76㎝ | 69㎝ |
170㎝ | 42㎝ | 67㎝ | 79㎝ | 72㎝ |
175㎝ | 43㎝ | 69㎝ | 81㎝ | 74㎝ |
180㎝ | 44㎝ | 71㎝ | 83㎝ | 76㎝ |
185㎝ | 45㎝ | 73㎝ | 85㎝ | 78㎝ |
私が購入したFLEXISPOT KT2Bのレビュー記事も作成しました。
見た目はアレですが、買って良かったアイテムでした。
まとめ
- デスク高73㎝は身長185㎝の人向け
- 肘の角度は90°以上、足裏全体が床に接していると、疲れにくい姿勢にできる
- 素足派は靴の厚み(約2㎝)を差し引いて考える
- フットレストやキーボードスライダーを使えば、身長155mの人でも快適に電動昇降デスクを利用できる
各アイテムを比較した表がこちら。
改善案 | 改善できる高さ | 価格 | メリット | デメリット |
スリッパ | 約2㎝ | 1000~7000円 | お手軽 スタンディング作業時に足がラクになる | 2㎝程度しか改善できない |
フットレスト | 約10㎝ | 2000~4000円 | お手軽 コスパが良い | 特になし |
キーボード スライダー | 約12㎝ | 4000円~7000円 | 天板を広く使える 効果が高い | 見栄えが悪い |
「FLEXISPOTをこれから買おう」という方にはこちらの記事。
FLEXISPOTの選び方を体系的にまとめているおすすめ人気記事です。
この記事もあなたの電動昇降デスク選びに助けになっていれば嬉しいです。スタスタでした。
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