電動昇降デスクといえばFLEXISPOTが有名ですよね。
しかしamazonには聞いたことがないブランドの電動昇降デスクもいっぱいあります。その多くはFLEXISPOTと同様に中国のブランド。
FLEXISPOTと何が違うの?
品質は悪くない?
と心配になりますよね?
そこでサクラチェッカーを使って、無名の中国ブランドの電動昇降デスクを調べてみました。
- サクラチェッカーとは
- amazonでサクラによるやらせレビューを判定してくれるサービス。
不正を見抜くため必要な「レビュー日の偏り」や「出品者情報」などの煩わしいチェックを、たった数秒でお手軽に判定してくれます。 - 詳細はこちら サクラチェッカー
サクラチェッカーはあくまでも「やらせ」の可能性を計るサービス。製品の品質と必ずしも関連しません
不正レビュー業者が一掃されたアメリカのamazonで販売しているか?も調査しました。
各ブランドのサクラチェッカー結果
ブランド | サクラ判定 | サクラ度 | 米amazon | レビュー数 | リンク |
---|---|---|---|---|---|
FLEXISPOT | 合格~危険 | 0~90% | 521 | 詳細はこちら | |
ERGOMAKER | 合格 | 10% | 343 | 詳細はこちら | |
RELAXWORK | 合格 | 0% | 89 | 詳細はこちら | |
MAIDeSITe | 合格 | 10% | 140 | 詳細はこちら | |
SHARKER | 合格 | 0% | 34 | 詳細はこちら | |
MeliusDesign | 合格 | 0% | 30 | 詳細はこちら | |
VOSATRON | 合格 | 10% | 19 | 詳細はこちら | |
Fenge | 確認 | 20% | 219 | 詳細はこちら | |
FEZIBO | 警告 | 30% | 348 | 詳細はこちら | |
Victone | 警告 | 30% | 11 | 詳細はこちら | |
Himix | 警告 | 40% | 17 | 詳細はこちら | |
Radlove | 警告 | 30% | 73 | 詳細はこちら | |
BilBil | 危険 | 80% | 91 | 詳細はこちら | |
Sunon | 危険 | 90% | 117 | 詳細はこちら | |
Lubvlook | 危険 | 90% | 15 | 詳細はこちら | |
Alebert | 分析不可 | 0 | 詳細はこちら | ||
METIYA | 分析不可 | 7 | 詳細はこちら | ||
Farini | 分析不可 | 31 | 詳細はこちら | ||
MOTPK | 分析不可 | 32 | 詳細はこちら | ||
MORIFUKU | 分析不可 | 詳細はこちら |
「合格」「確認」判定だったブランドのみ、最後にFLEXISPOTとの比較表もまとめてます。
FLEXISPOT
- 100件以上のレビュー
- 約20機種と品ぞろえが充実
- 脚フレームのみで購入可能
- 天板のスペックが高い
- 天板のサイズ、種類が多い
- 価格が高め
- サポート体制が弱い
FLEXISPOTの良いところ
FLEXISPOTは『楽歌Loctek社』が運営するブランド。唯一、公式HPもしっかり整備されています。
アメリカ、イギリス、ドイツにも自社倉庫を持ち、欧米でも電動式昇降デスクを販売するグローバル企業です。
合わせて読みたい FLEXISPOTはアメリカ生まれ中国育ち?楽歌loctek社を調べてみた
「マーケットプレイス商品」「電話番号不掲載」で、すこしサクラ度の評価を下げているものの、サクラ度0%の合格判定。
そうなると『レビュー数235で星評価4.6』は大きな信頼性につながりますね(*’ω’*)
他ブランドとは比較にならないほど機種が豊富。2022年4月時点では20機種にもおよびます。
天板も「3サイズ×8柄=24パターン」揃えておりバリエーションが豊富です。他中国ブランドは多くても「1サイズ×3柄=3パターン」なのでその差は8倍。
脚フレームだけの購入もできるので、他所で好きな天板を調達できる自由度の高さも魅力の1つ。
- FLEXISPOT公式のオプション天板
- ホームセンターの集成材でDIY
- ニトリやIKEAで格安の天板を購入
- ネットでこだわりの無垢材を手配スト
こんな選び方ができちゃいます。
在宅ワークで使用するなら、インテリアのテイストに馴染む天板を選びたいですよね。
FLEXISPOTはYouTuberやブロガーに積極的に製品提供しており、レビューが豊富なことも特徴です。
中国系ブランドは実店舗が無いので、レビューが多いのは大きなメリット。
製品提供のレビューには多少の忖度があります。デメリットもしっかり紹介しているレビューを参考にしましょう。
FLEXISPOTのイマイチなところ
FLEXISPOTは不具合があった場合のサポートの評判があまりよろしくありません。「電話がつながらない」「メールの回答が遅い」などの不満レビューやtweetが散見されます。
2022年8月時点では、だいぶ改善されてきたようですが、解消とまではいかないようです。
また、価格が他中国ブランドに比べて少し高いことは否めません。
しかしFLEXISPOTはセール時の割引率が高いので「やっぱりFLEXISPOTのほうが良いかな」と悩んでいる方は、セールを狙いましょう。
そんな方のためにFLEXISPOT全種類のスペックと価格を比較した記事がおすすめ。
この記事では公式サイトと大手通販サイトのセール価格も反映し、今の最安がひと目でわかるようにしています。
「公式サイトでセールをやっているのに、amazonで買っちゃった」という失敗をすることはありませんよ。
とはいえ、FLEXISPOTも心配だという方には、STANDSIT-Wもおすすめ。国内大手メーカーであるコクヨの電動昇降デスクが5万円台で購入できます。
FLEXISPOTと徹底比較した記事も作成したので、参考にしてくださいね。
RELAXWORK
- FLEXISPOTより安い
- レビュー件数が多い
- 天板が薄い(1.8㎝)
- 動作時のエラーのレビューが散見される
RELAXWORKはサクラ度0%の合格判定に加えて、レビュー件数も100件以上(天板カラー別のレビューを合算)で、評価4.6なので、実績・評判ともにイイ感じ。
「デュアルモーター」×「2段脚」(FLEXISPOT EJ2同等グレード)と、「シングルモーター」×「2段脚」(FLEXISPOT EG1-Light同等)の2タイプが販売されています。
メリット
デュアルモーターのタイプはFLEXISPOT EJ2と比べると10000円程度お安く購入できます。シングルモーターのタイプはFLEXISPOTのEG1-Lightと同等の価格。
また天板は120㎝×70㎝なのでサブモニターや外付けキーボードを使用する人でも十分快適に作業できる広さです。
デメリット
天板の厚みが1.8cm厚なので、少々心許ない厚さです。
たわみについてはレビューを読む限り問題無いようですが、重厚感には少し欠けるので、インテリアにこだわりのある方は、天板をDIYできるFLEXISPOTのほうが良いかもしれません。
コントロールパネルのエラー表示のレビューがちらほら目につきます。数秒後に再トライすると正常に動くようで、致命的な不具合では無いみたいです。
「デュアルモーター」×「2段足」グレードの比較表はこちら
「シングルモーター」×「2段足」グレードの比較表はこちら
MAIDeSITe
- 米amazonでも販売されている
- 価格が安い
- 脚フレーム単体購入できる機種もある
- レアなシングルモーター×3段足の機種がある
- 天板が薄い(1.8㎝)※天板セットの機種のみ
- 公式のオプション天板がない
今回、調べた中国ブランドの中でもっとも心を惹かれたのがこのMAIDeSite。かなり良い気がする…
アメリカのamazonを覗いてみると、同商品のレビューは100~200件ほどあり、星4以上の評価だったので実績もありそうです。
参照 MAIDeSITeの電動昇降デスク(米国amazonのサイト)
MAIDeSITeの電動昇降デスクは、日本のamazonでは4タイプ販売されています。
- 「シングルモーター」×「3段脚」※天板付き
- 「デュアルモーター」×「3段脚」※脚のみ
- 「シングルモーター」×「2段脚」※ツートン天板
- 「シングルモーター」×「2段脚」
MAIDeSITeのamazonのサイトはこちら
メリット
デュアルモーター×3段脚のタイプは脚フレームのみの販売なので、好きな天板を自分で調達できます。
同グレードのFLEXISPOTよりも17000円程度も安い。安いぞ!
またシングルモーター×3段脚のタイプは他のどのブランドにもなく、MAIDeSiteにしかありません。
3段脚のタイプのメリットは天板の高さが60㎝程度まで下降できること。女性や子どもでも快適に使うことができます。
デメリット
レビュー数が少ないのが不安な点。
しかし海外のamazonではレビューが豊富なので、不安な方はそちらを参考にしてみると良いかもしれません。
全体的に高評価でしたが、低評価レビューだけをザっと読むと「輸送中による破損」「溶接ミス」の内容が多めでした。
デュアルモーター×3段脚のタイプは、公式の天板オプションがありません。天板を自分で準備するのが面倒くさい人はFLEXISPOTのほうが楽チンです。
デュアルモーター×3段足
「デュアルモーター」×「3段足」グレードの比較表はこちら
シングルモーター×3段足
「シングルモーター」×「3段足」グレードの比較表はこちら
SHARKER
- 価格が安い
- 脚フレーム単体購入できる機種もある
- ショップ運営者が日本人
- コントロールパネルのデザインが不評
- 公式のオプション天板がない
SHARKERは「シングルモーター」×「2段脚のタイプ」。FLEXISPOTではEF1と同グレードとなります。
メリット
FLEXISPOTと同様に脚フレームのみでの購入が可能です。
EF1が29000円なのに対し25000円なので、FLEXISPOTより4000円ほど安く購入が可能です。
運営者情報をチェックしてみると・・・
- 株式会社パンダテック
- ゲーミング家具の販売
- 住所は大阪府東大阪市
- 代表者は日本人
「日本語が通じる」というだけで安心ですよね(*’▽’)
デメリット
公式天板の品ぞろえはないので、天板を自分で準備したい人向け。
コントロールパネルが「ちょっと安っぽい」と不評です。
「デュアルモーター」×「3段足」グレードの比較表はこちら
MeliusDesign
- 価格が安い
- 脚フレーム単体購入できる機種もある
- ショップ運営者が日本人
- 姿勢アラーム付き
- レビュー、クチコミが少ない
MeliusDesignは「デュアルモーター」×「3段脚のタイプ」。FLEXISPOTではE7と同グレードとなります。
メリット
FLEXISPOTと同様に脚フレームのみでの購入が可能です。
E7が51700円なのに対し49800円なので、FLEXISPOTより2000円ほど安く購入が可能です。
運営者情報をチェックしてみると・・・
- 株式会社MILLIONS
- 住所は東京都品川区
- 代表者は日本人
前述のSHRKERと同様、「日本語が通じる」というだけで安心です。
天板も準備されており、[120㎝幅・140㎝幅]×[ブラック・ホワイト・竹]から選択が可能です。
デメリット
他ブランドの商品と比べるとレビューや口コミはまだまだ少ない状況です。
それもそのはずで、発売されたのは2021年9月。この記事を書いている現在が9月末なので、まだ1か月足らず。
twitterでの発信も活発なので、今後ドンドンとレビューも増えていきそうです。
不満や要望などをヒヤリングしているようなので、目が離せないブランドになるかもしれませんね( ✧Д✧) カッ!!
「デュアルモーター」×「3段足」グレードの比較表はこちら
ERGOMAKER
- 価格が安い
- 天板が薄い(1.6㎝)
- 天板が2分割
- 天板が狭い(幅110㎝)
サクラ度10%判定でしたが、同商品のレビューの中で下のような「不正レビューを依頼するハガキ」が同梱されていたようです。
「Come with one card with an email address,to offer you $10 paypal reward if you post photo and give this product 5 stars review.」
amazonレビューより
日本語に訳すと 「写真付きで商品に5つ星のレビューをすると、10ドルのペイパルを提供します。」というカードが付いてきた 」というもの。
個人的には完全にアウト(#^ω^)ピキピキ
でも一応、商品解説だけはしておきますね。
ERGOMAKERの電動昇降デスクは3タイプ販売されています。(2022年4月時点)
- 「シングルモーター」×「2段脚」※幅110cmタイプ
- 「シングルモーター」×「2段脚」※幅140cmタイプ
- 「デュアルモーター」×「3段脚」※脚フレームのみ
メリット
ERGOMAKERの電動昇降デスクの価格は25400~27900で推移しています。同グレードのFLEXISPOT EF1は33600円なので、約7000円ほど安い価格です。
デメリット
FLEXISPOTと比べると、天板の仕様に見劣りするポイントが多く見られます。
天板の厚みが1.6㎝と少し薄くたわみやすいので、書き作業がメインの人は避けたほうが無難です。
天板が分割されているため継ぎ目ができます。気になる人は要注意
天板サイズが幅110㎝×奥行60㎝のため、作業スペースはあまり広くない。
「シングルモーター」×「2段足」グレードの比較表はこちら
VOSATRON
- キャスター付き
- ケーブルフックやフック付き
- 価格が安い
- サイズの品ぞろえが多い
- 天板が分割
- メモリー機能が無い
VOSATRONはここで紹介する電動昇降デスク以外は、amazonで何も販売しておらず、詳細不明なブランド。
2022年4月時点では19件のレビューで4.2の星評価。サクラ度は10%という結果。サクラ度こそ低いですが、レビューが少ないので、購入には少し勇気が必要そうですね。
スペックはFLEXISPOTのEG1-Light同等で、価格もほぼ同等。しかしフックやケーブルトレーなどのアクセサリが付いている分、いくらかお買い得といえます。
クチコミ数をとるか、アクセサリをとるか…(;^ω^)
Fenge
- サイドバー付きは横揺れに強い
- 他中国ブランドと比べて、割安感が少ない
Fengeはsomleというストアの電動昇降デスクのブランド名。
同ストアはテレビやモニター台を多く手掛ける FITUEYESというブランドも取り扱っており、不正レビューをする業者が一掃されたアメリカのamazonでも販売しており評価も上々です。
Fengeは2022年4月時点では2機種を販売しています。
- シングルモーター×2段脚(メモリ機能&障害物検知有り)
- シングルモーター×2段脚(メモリ機能&障害物検知無し)
メリット
左右の脚フレームの間に補強用のサポートバーがあるために、横揺れに強い構造になっています。
特に机を上げて作業する際は横揺れしやすいので、消しゴムやマウス作業が多い人には嬉しいポイントです。
でも足を組んだり、伸ばしたりする際は邪魔になるかもしれません。
デメリット
天板が薄い(1.6㎝)ので、「たわみ」についての不満のレビューが散見されます。キーボードでの作業がメインであれば問題無いようですが、書き作業が多い人は注意が必要です。
天板は前後で分割されているので、段差や継ぎ目が気になる人は要チェック。
障害物検知機能が搭載されていない。デスクまわりに棚や引き出しを設置する際は、周囲に目を配ってから昇降させたい。
昇降時に障害物に当たった際、自動でストップし数センチ後退する機能
「シングルモーター」×「2段足」グレードの比較表はこちら
FEZIBO
- 海外レビューがほとんど
- 天板のコーナーがR加工
- サクラ度が高め
- 天板が分割
FEZIBOは英語圏のYouTubeでよく見るブランド。
公式チャンネルも開設しており、浮かんでは消えるあぶくのようなブランドではないと思われます。
海外レビューを見る限り「安定性」や「天板の分割」に関する不満はあるものの、価格に対する満足度は高いようです。
Victone
- 価格が安い
- 揺れやすいというレビューが多い
- サクラ度が高め
Victoneは電動昇降デスク以外にも「S-RACER」というゲーミングチェアブランドを展開しています。
ゲーミングチェアといえば「DX-Racer」「AK-Racing」「GT-Racing」が有名。正直な話、S-RACERは無名といえます。
そんなVictoneのサクラ度は30%の警告判定。分析結果の詳細を見ると「低評価レビュー多数の分布」という項目で警告65%となっています。
低評価レビューをチェックしてみると「揺れが大きい」という内容が多めでした。
スペックはS2グレード(シングルモーター×2段足)で「メモリー機能」「障害物検知」付き。普通のPC作業用のデスクとしては十分なスペックです。
それいて天板込みで価格が20000円を下回るのはかなり魅力的。サクラ度がもう少し低ければ、掘り出し物だったんですが残念(-_-メ)
Himix
- キーボードトレー付き
- メラミン天板
- フック付き
- 脚単品売りもあり
- 2分割天板
Himixは2022年4月時点では電動昇降デスク3機種のみを販売する詳細不明な会社。
サクラ度40%の警告判定と注意が必要です。
価格は36000円と他中国ブランドに比べて高いですが、キーボードトレー付きで面白いスペックだけにすこし残念(-_-)
Radlove
- 価格が安い
- 幅140cmもラインナップ
- キャスター付き
- サクラ度が高め
Radloveはサクラ度30%の警告判定。
全6個の評価項目で満遍なく35%程度の細かい下げ評価で全体的に悪い評価になっています。
商品スペック自体はシングルモーター×2段脚のエントリーグレード。
他中国ブランドにもないめずらしい特徴は「キャスター付き」ということ。
キャスターについては動かしやすいというメリットがある反面、最低デスク高さが5cmほど高くなってしまうことやデスクが揺れやすくなってしまうというデメリットがあります。
BilBil
- キャスター付き
- サクラ度が高め
- 価格は少し高め
BilBilは電動昇降デスク以外にも、ガス圧式のスタンディングデスクもamazonで販売している業者です。
ガス圧式はサクラ度0%判定ですが、電動昇降デスクはサクラ度80%の危険判定となっています。
YouTubeやtwitterでの口コミは見つけられず。詳細は不明。
商品の特徴写真が前述のRadloveと同じなので、OEM商品とおもわれます。スペックも価格もほぼ同じなので、説明は省略しますね。
Sunon
- 価格が安い
- 天板が薄い(1.9㎝)
- 天板が120㎝までしかない
- サクラ度が高め
次のようなマイナス要素が積み重なったことで、Sunonの総合評価は『サクラ度90%の危険』判定でした。
- マーケットプレイス商品
- 電話番号不掲載
- 要注意ショップ
- ショップ評価がやや悪化
- 少し不自然な評価分布
- 評価日に若干の偏り
Sunonの電動昇降デスクは「デュアルモーター」×「2段脚」。FLEXISPOTではEJ2と同グレードの商品になります。
Sunonの電動昇降デスクの価格は日々変動していますが、ほとんどの期間は35000円付近。
いっぽうFLEXISPOTのEJ2は51,700円なので、約17000円ほど安い。この差は大きいですよね。
組み立てのしやすさも魅力。
横桟が天板に取り付け済みで出荷されるので、脚を横桟に固定するだけで組立ができちゃいます。(詳細はamazonの商品紹介ページの動画参照)
天板の厚みが1.9㎝と少し心許ない寸法。
撓みは天板幅が120㎝しかないので大きな問題ないと思われますが、あまり重い物を天板中央に置くのは避けたいところ。
また後付けで「キーボードトレイ」や「引き出し」を天板裏面からビス固定する場合にも注意が必要です。15㎜程度のビスしか使えないのでビス保持力に不足する恐れがあります。
せっかくのデュアルモーターなのに、天板サイズが120㎝×60㎝しかないのもデメリット。以下のような条件の人にはデスクが少し狭く感じてしまうおそれがあります。
- A3以上の書類を広げて作業する
- サブモニターを使用する
- 足元にプリンターを置きたい
120×60㎝のデスクを使用していますが「70×140㎝にすればよかったかな」と思うことがしばしばあります。
「デュアルモーター」×「2段足」グレードの比較表はこちら
Lubvlook
- 価格が安い
- カーブ型天板がある
- 天板が分割でない
- サクラ度が非常に高い
- メモリー機能が2つしかない
Lubvlookは電動昇降デスクの他にゲーミングデスクも販売していますが、そちらもサクラ度は40%。正直な話、避けたほうが無難なブランドといえます。
Kingdely
- 目立ったメリットなし
- FLEXISPOTと値段が変わらない
- レビューが少ない
- サクラ度が高め
シングルモーター×2段足。FLEXISPOTではEF1と同グレードです。
あまりこれといったメリットが見つかりません。
価格もEF1とほぼ同価格。天板のサイズ・カラーバリエーションも少ない。レビューも少ないとなると、この商品を選ぶ理由が見当たらないですね(;´・ω・)
天板の厚みが1.8㎝なのでFLEXISPOTの2.5㎝と比べて、強度も重厚感に欠ける。
Alebert
- 価格が安い
- メラミン天板
- 幅140cm品ぞろえ
- 4分割天板
Alebertは電動昇降デスク以外に、オフィスチェアにアウトドアチェアなども販売するブランド。
そのいずれもサクラチェッカーでは「分析不可」。正直な話、判断が難しい商品です。
シングルモーター×2段脚のS2グレード。奥行70cm×幅140cmの広々サイズで、メラミン天板なので悪くないスペックです。
価格は23000円とお買い得な価格。
少し時間が経って、サクラチェッカーの分析ができるようになったら更新しますね。(サクラ度が低いと良いのですが)
METIYA
- 価格が安い
- フック、ケーブルトレー付き
- メラミン天板
- 2分割天板
METIYAはモニターアームが豊富です。そのいずれもレビュー数がそれなりにあり、サクラ度も10%以下なので、比較的安心なブランド。
電動昇降デスクはレビュー数が少なく、まだ分析不可ですが、悪質なやらせレビューをする確率は低そうですね。
スペックはシングルモーターの2段足のS2グレード。メラミン天板で2分割仕様、フックやキーボードトレーなどのアクセサリ付きです。
価格は27999円なので、他中国ブランドに比べるとそこまで安い商品ともいえません。
Farini
- 価格が安い
- 天板が薄い(1.9㎝)
- 天板が120㎝までしかない
- 保証についての記載が無い
Fariniは、前項で紹介したSunonのOEM商品(製造委託)とおもわれます。
Sunonの電動昇降デスクの販売元業者の名前が「Farini furniture jp」だったり、商品紹介画像が同じものが使用されています。
そのため基本的な商品の仕様や特徴はSunonと同じと考えて良さそう。
Sunonと同様、Fariniも欧米のamazonでは電動昇降デスクの販売は確認できませんでした。
サクラチェッカーの判定は「分析不可」。レビュー数が16個しかないので「評価分布や口コミ日付の偏りが分析には足りない。」という状況です。
そもそもレビュー数が少ないということは、大規模なヤラセは無いとも判断できますが、あきらかに怪しい日本語レビューもあるので、Sunonと同様に要注意なブランド。
MOTPK
- フック、収納トレー付き
- 価格が安い
- ビンテージ風天板
- 2分割天板
- 天板の厚み1.5cm
MOTPKは電動昇降デスク以外に、ゲーミングデスクを販売しており、そちらのサクラ度は30%と注意が必要な数値になっています。
天板がヴィンテージ調ブラウンとなっていて、商品写真にはゲーム機が写っており、ゲーミングを意識したデザインになっています。
(amazonの商品トップ写真には販売する商品以外の画像を掲載してはいけないはずなんですけどね)
スペックをチェックすると、シングルモーターの2段脚でS2グレードの商品。
ヘッドホン用のフックやケーブルトレーがあるのは嬉しいポイント。
逆にデメリットは天板の厚み。1.5cmと薄く、他中国ブランドと比べてもかなり薄い厚みです。
価格は20000~25000円で推移しており、他中国ブランドと同等程度。
正直にいえば「魅力に欠ける」というのが私の感想です。
MORIFUKU
- 価格が安い
- カゴ付き
- フック付き
- 天板が一枚物ではない
- 天板が薄い(1.8㎝)
- 障害物検知機能が無い
ちょっと変わり種。MORIFUKUの電動昇降デスク。
MORIFUKUは「シングルモーター」×「2段足」で、FLEXISPOTではEF1と同じグレード。
FLEXISPOTのEF1は33600円なのに対し、MORIFUKUは28000円。5600円ほど安い価格設定になっています。
天板がちょっと変わっており、ヴィンテージ風の木材×ブラックのツートンデザインになっています。他にはみられない特徴的なデザイン。
側面に取り付けできる「フック」や「カゴ」も付属されており、お得感があります。
天板は4つに分割されており、継ぎ目や段差が気になる人には不向きです。
しかも厚みが1.8㎝なので「たわみにくい」とは言えない構造になっています。
また障害物検知機能が無いので、昇降させる際は障害物がないか確認する手間が必要です。
グレード別比較表(合格ブランドのみ)
上で紹介したブランドで「合格」「確認」判定だったブランドのみに絞って、比較表にまとめました。
比較しやすいよう「モーターの数」と「足の段数」でグレード別に作成しています。
グレード別の違いと特徴
簡単に言うと
- デュアルモーターは耐荷重が高い
- デュアルモーターは天板対応幅が広い
- 3段足は60㎝まで下降する。
「どのタイプが自分にあうか?」は下記の記事を参考にしてください。電動昇降デスクの選び方を詳しく解説しています。
デュアルモーター×3段脚
- このグレードの特徴
- ・上位グレード
・頑丈でパワフル
・昇降範囲は約60~125㎝
脚フレームのみで購入できる機種
FLEXISPOT E7 | ERGOMAKER | MeliusDesign | MAIDESITE | |
---|---|---|---|---|
奥行 | 60~80cm | 60~100cm | 60~80cm | 60~100cm |
幅 | 120~200cm | 100~200cm | 110~180cm | 120~200cm |
昇降範囲 | 58~123cm | 63~129cm | 60~125cm | 60~125cm |
耐荷重 | 125kg | 120kg | 120kg | 125kg |
メモリー機能 | 有り(4つ) | 有り(4つ) | 有り(4つ) | 有り(4つ) |
障害物検知 | 有り | 有り | 有り | 有り |
その他 | チャイルドロック | チャイルドロック | 姿勢アラーム チャイルドロック | USBポート チャイルドロック |
保証 | モーター2年 フレーム5年 | 10年 | 3年 | モーター3年 フレーム5年 |
価格 | 51,700円 | 45,999円 | 49,800円 | 33,999円 |
詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
価格が安く、機能が充実しているMAIDeSiteがおすすめ。
ERGOMAKERは「不正レビュー依頼チラシ」の件があるので、あまりおすすめしない
天板を自分で準備するのが面倒な人はFLEXISPOT E7がおすすめ。8柄×3サイズ=24パターンという豊富な品揃え。レビュー数も圧倒的です。
FLEXISPOTはしょっちゅう20%OFFセールなどしているので、こちらの記事でセールをしていないかチェックしてみてください。
天板セットの機種
FLEXISPOT EQ5 | MAIDeSITe Live | MAIDeSITe Live | |
---|---|---|---|
奥行 | 60cm | 60cm | 70cm |
幅 | 120cm | 120cm | 140cm |
昇降範囲 | 63.6~128.6cm | 60~125cm | 60~125cm |
耐荷重 | kg | 100kg | 80kg | 80
メモリー機能 | 有り(3つ) | 有り(4つ) | 有り(4つ) |
障害物検知 | 有り | 有り | 有り |
天板厚み | cm | 1.6cm | 1.8cm | 1.8
天板材質 | 不明 | メラミン | 竹 集成材 |
天板分割 | 4分割 | 2分割 | 分割なし |
その他 | ケーブルトレー フック 姿勢アラーム | ケーブルトレー フック 収納ボックス USBポート キャスター | フック |
保証 | モーター2年 フレーム5年 | モーター3年 フレーム5年 | モーター3年 フレーム5年 |
価格 | 42,800円 | 35,880円 | 45,600円 |
リンク | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
天板セットの機種もやっぱりMAIDeSITeがおすすめ。デュアルモーターで3段脚の機種が天板セットで4万円以下で手に入るのは安すぎる(;´・ω・)
デュアルモーター×2段脚
- このグレードの特徴
- ・中級グレード
・頑丈でパワフル
・昇降範囲は約70~120㎝
・天板セット(FLEXISPOT除く)
FLEXISPOT EJ2 | RELAXWORK X7 | |
---|---|---|
奥行 | 60cm | 60cm |
幅 | 120cm | 120cm |
昇降範囲 | 73.6~128.6cm | 70~120cm |
耐荷重 | 100kg | 120kg |
メモリー機能 | 有り(4つ) | 有り(4つ) |
障害物検知 | 有り | 有り |
天板厚み | 2.5cm | 1.8cm |
天板材質 | メラミン | 不明 |
天板分割 | 分割なし | 分割なし |
その他 | チャイルドロック | 配線キャップ |
保証 | モーター2年 フレーム5年 | モーター2年 フレーム5年 |
価格 | 50,800円 | 41,500円 |
詳細を見る | 詳細を見る |
このグレードは価格最優先ならRELAXWORK、見た目も大事な人はFLEXISPOT EJ2がおすすめ。
デュアルモーターの機種を41500円で購入できるRELAXWORKはかなり魅力的です。耐荷重120kgなので、重い物をいっぱい載せる人におすすめ。
ただし天板の厚みが1.8cmで奥行60cm×幅120cmなので、「ひろびろした作業スペースが欲しい」「見た目にもこだわりたい」という人にはFLEXISPOT EJ2がおすすめですよ。
シングルモーター×3段脚
- このグレードの特徴
- ・シングルモーター
・昇降範囲が約60~120㎝
・天板セット
MAIDeSITe | |
---|---|
奥行 | 60cm |
幅 | 120cm |
昇降範囲 | 60~125cm |
耐荷重 | 80kg |
メモリー機能 | 有り(4つ) |
障害物検知 | 有り |
天板厚み | 2.5cm |
天板材質 | メラミン |
天板分割 | 分割なし |
その他 | チャイルドロック USBポート |
保証 | フレーム1年 | モーター1年
価格 | 28,380円 |
詳細を見る |
このシングルモーターで3段脚のS3グレードの商品はMAIDeSiteにしかありません。
圧倒的な品揃えを誇るFLEXISPOTでも、天板が高さ60㎝まで下降する3段脚のタイプは上位グレードの機種のみ。そのため価格は高くなりがち。
色がブラックのみの1色なのは残念ですが、天板を73cmより下げれる電動昇降デスクとして最安といえます。
ただし耐荷重には注意が必要です。重い3段足を1つのモーターで上げ下げしているので、モーターへの負荷が大きい設計といえます。
耐荷重80kgではありますが、できるだけ負荷はかけないことをおすすめします。
シングルモーター×2段脚
- このグレードの特徴
- ・安価なエントリーグレード
・昇降範囲が約70~120㎝
・耐荷重は50~80kg
MAIDeSITe | VOSATRON | RELAXWORK R7 | ERGOMAKER | Fenge | FLEXISPOT E9 | MAIDeSITe | FLEXISPOT EG1-Light | VOSATRON | Fenge | EROGMAKER | VOSATRON | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
奥行 | 60cm | 60cm | 60cm | 60cm | 60cm | 60cm | 60cm | 60cm | 60cm | 64cm | 60cm | 60cm |
幅 | 100cm | 100cm | 110cm | 110cm | 110cm | 120cm | 120cm | 120cm | 120cm | 120cm | 140cm | 140cm |
昇降範囲 | 68.5~115cm | 71~118cm | 70~120cm | 72~122cm | 73.5~123.5cm | 73~123cm | 68.5~118cm | 73~123cm | 71~118cm | 75~122.5cm | 72~122cm | 71~118cm |
耐荷重 | 50kg | 100kg | 80kg | 80kg | 80kg | 50kg | 80kg | 60kg | 100kg | 80kg | 80kg | 100kg |
メモリ機能 | 有り(4つ) | 無し | 有り(3つ) | 有り(3つ) | 有り(4つ) | 有り(4つ) | 有り(4つ) | 無し | 無し | 無し | 無し | 無し |
障害物検知 | 有り | 無し | 有り | 有り | 有り | 有り | 有り | 無し | 無し | 有り | 無し | 無し |
天板 | メラミン 分割無し | 2.5cm厚材質不明 2分割 | 厚み不明材質不明 2分割 | 1.8cm厚材質不明 分割なし | 厚み不明材質不明 2分割 | 1.6cm厚メラミン 分割なし | 1.8cmメラミン 分割なし | 1.8cmメラミン 2分割 | 1.6cm材質不明 2分割 | 厚み不明材質不明 4分割 | 厚み不明材質不明 4分割 | 厚み不明材質不明 2分割 | 厚み不明
その他 | USBポート | 配線キャップ フック キャスター 配線トレー | USBポート 配線キャップ フック | USBポート チャイルドロック サイドバー | サイドバー 配線トレー | 簡単組立 | ケーブルトレー フック 収納ボックス USBポート | 配線キャップ フック キャスター | 引き出し フック | フック | 配線キャップ フック キャスター 配線トレー | |
保証 | モーター1年 フレーム1年 | 10年 | モーター2年 フレーム5年 | 3年 | 1年 | モーター2年 フレーム5年 | モーター1年 フレーム1年 | モーター2年 フレーム5年 | 10年 | 記載なし | 5年 | 10年 |
価格 | 22,999円 | 25,483円 | 26,400円 | 23,999円 | 27999円 | 35,200円 | 27,999円 | 25800円 | 28,003円 | 26,900円 | 28,999円 | 34,980円 |
レビュー数 評価 | 50件 (4.5 / 5.0) | 20件 (4.0 / 5.0) | 21件 (4.5 / 5.0) | 365件 (4.5 / 5.0) | 223件 (4.5 / 5.0) | 56件 (4.5 / 5.0) | 50件 (4.5 / 5.0) | 93件 (4.5 / 5.0) | 20件 (4.0 / 5.0) | 20件 (4.0 / 5.0) | 365件 (4.5 / 5.0) | 20件 (4.0 / 5.0) |
詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | |
MAIDeSITe | VOSATRON | RELAXWORK | ERGOMAKER | Fenge | FLEXISPOT | MAIDeSITe | FLEXISPOT | VOSATRON | Fenge | ERGOMAKER | VOSATRON |
天板の幅別におすすめを挙げますね。
\タブをクリック/
MAIDeSITeがおすすめ
- メモリー機能あり
- 障害物検知あり
- 2.5cm厚のメラミン天板
- 価格も23000円程度と安い
まとめ
冒頭で紹介した「FLEXISPOT」と「他中国ブランド」の特徴をざっくりとまとめた表です。
ブランド | FLEXISPOT | 他中国ブランド |
価格 | 高め | 安い |
脚のみの販売 | 脚のみ販売もOK | 天板セット |
天板の厚み | 2.5㎝ | 1.6~1.8㎝ |
天板バリエーション | 8柄×3サイズ | よくて3柄で1サイズ |
レビュー数 | 100~200 | 0~50 |
サクラ度 | 0~20% | 0~20% |
電動昇降デスクを導入しようとしている人は主に2つの目的があるかとおもいます。
- 健康もしくは腰痛対策
- 生産性向上
1の「健康・腰痛対策」は机が上下に昇降さえすれば良いので、FLEXISPOTにする必要は無さそうです。
しかし2の「生産性向上」については天板のサイズと強度が非常に重要。
特に天板サイズは書類や本を読みながら作業する人には死活問題。価格も重要ですが、天板サイズは後悔してからでは遅いので、じっくり検討してからの購入をおすすめします。
中国ブランドに比べればFLEXISPOTは高いかもしれませんが、他の国産or海外ブランドに比べれば十分すぎるほど安い。
松竹梅でいえば「竹」的なポジション。
天板の仕様や自由度の高さを考慮すると、やっぱりFLEXISPOTの方がおすすめです。
FLEXISPOTは頻繁にセールをしています。
公式サイトと大手通販サイト3社の、FLEXISPOT全機種の価格をまとめた比較表を下の記事で紹介しています。
セールやクーポンの情報も反映しているので、今の最安が一目でわかりますよ。
コメント
コメント一覧 (1件)
Sunonのデスク、家電批評でFlexispotを抑えて最高評価取ってるんだが……
https://360life.shinyusha.co.jp/articles/-/16549
Amazonだけ見てこき下ろししてる人より、実物レビューかつ商業雑誌の方が信用できますね。