卓上式スタンディングデスクは「組み立て不要」「リーズナブル」「上げ下げしやすい」と多くのメリットがあります。
そのため卓上式スタンディングデスクは大人気。多くのメーカーから色々な種類の商品が発売されています。
でも、どれもアイロン台のような見た目で違いがよくわからない
と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
そこで本記事ではスタンディングデスクマニアの筆者が、卓上式スタンディングデスクの選び方とお勧め商品を紹介します。
この記事を読めば、50以上ある商品の中からあなたにピッタリの卓上式スタンディングデスクを選ぶことができます。
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3タイプの卓上式スタンディングデスク
卓上式スタンディングデスクは大きく分けると3分類、細かく分けると5つに分類できます。
- フラットタイプ
- キーボードトレイタイプ(幅70cm以下)
- キーボードトレイタイプ(幅80cm)
- キーボードトレイタイプ(幅90cm)
- パネルおりたたみ
いきなり商品を選ぶのではなく、まずはどのタイプがあなたの環境・条件に合うのか考えましょう。
チェックするポイントは「使用デバイス」と「設置スペース」の2点。
5タイプの特徴を下表にまとめました。あなたの環境にあったタイプはどれなのか?の参考にしてくださいね。
イメージ | 使用デバイス | 幅 | 奥行 | リンク |
フラット | ノートPCのみ | 60~80cm | 40~55cm | 詳細を見る |
幅70㎝ | 外付けモニター1台 × キーボード (ノートPC) | 55~70cm | 40cm程度 () | 詳細を見る |
キーボードトレイ 幅80cm | 外付けモニター1台 ノートPC1台 × キーボード | 80cm程度 | 40~50cm () | 詳細を見る |
幅90cm | 外付けモニター2台 × キーボード (ノートPC) | 90cm程度 | 40~60cm () | 詳細を見る |
ノートPCのみ ※マウスも無し | 40cm程度 | 40cm程度 | 詳細を見る |
表だけでは説明しきれないので、各タイプの特徴も簡単に紹介しますね。
フラットタイプの特徴
- 持ち運びできる
- 価格が安い
- 作業スペースが狭い
- 天板高さが変わってしまう
天板がフラットで、ノートPC1台で作業する人向けのフラットタイプ。
折りたたむとコンパクトで軽いのが特徴。
「ダイニングテーブルで使い、食事の時にはどかしたい」といったシーンに便利です。
フラットタイプのデメリットは折りたたんだ時の厚みが約5cmという点。
厚みが大きくなる。つまり机が高くなるということ。5cmは国語辞典ほどの厚みです。これだけ差があると、肩に違和感を覚えます。
そんな違和感を少なくするためにも、格納時の厚みは薄い方が望ましいといえます。
外付けモニターも設置は可能ですが、次のような問題があるため使い勝手が悪くおすすめできません。
- 格納時にケーブルが絡まる
- 奥行50cm程度なので、モニターと距離が近すぎる
キーボードトレイタイプの特徴
- 外付けモニター対応
- 作業スペースが広い
- 今のデスクと高さの差が少ない
- 移動できない
- 見た目がメカメカしい
キーボードを乗せる天板と、モニターを乗せる天板の2段で構成されているキーボードトレイタイプ
パッと見は同じに見えますが、幅によって推奨デバイス環境が違います。
また下段の天板の厚み(1.6cm程度)しかキーボードの高さが変わらないため、今お使いのデスクと使用感が変わりにくいのも隠れたメリット。
重量は15~20kg程度あるので移動には向きません。しかし、そのぶん安定感があり揺れにくいといえます。
パネルおりたたみタイプの特徴
- 外にも持ち運べる
- マウスが使えない
- 微妙に重い
パタパタと折りたたむと、ノートPCを置ける高さに組み立てられるパネルおりたたみタイプ。
その最大の特徴は持ち運びができるという点。
自宅やオフィスだけではなく、カフェやコワーキングスペースなどでもスタンディング作業することができます。
マウスを置くスペースが無いので、日ごろから「タッチパッド」や「トラックパッド」を使っている人向け。
絶妙に重いので、あまり長距離・長時間の持ち運びには向いていません。
身長別の適切なスタンディングデスク高さ
スタンディング作業時の適切な机高さも紹介します。
身長 | デスク高さ キーボード | デスク高さ 書き仕事 |
150㎝ | 86cm | 91cm |
155㎝ | 89cm | 94cm |
160㎝ | 93cm | 98cm |
165㎝ | 96cm | 101cm |
170㎝ | 99cm | 104cm |
175㎝ | 102cm | 107cm |
180㎝ | 105cm | 110cm |
185㎝ | 109cm | 114cm |
上の表を参照にして「現在のデスク高さ」を差し引いて、あなたの身長に合う「卓上スタンディングデスク高さ」を選んでみてください。
- 身長170cmに最適な机高さは99cm(上表より)
- 99cmから現デスク高さ70cmを引くと、卓上スタンディングデスク高は20㎝
卓上式のおすすめ商品
各タイプ5~10商品ほど比較した表を紹介します。
その中からイチ押しの商品を2~3つほどピックアップして解説していきますね。
フラットタイプ
イメージ | FLEXISPOT ML2B | fenge SD25503 | FITUEYES | サンワダイレクト ML181LM | サンワダイレクト 100-MR139/141 | サンワダイレクト 100-MR178MW | LEBAND 100-MR |
価格 | 9900円 | 8599円 | 9499円 | 12670円 | 15820円 | 16810円 | 29800円 |
奥行 | 48cm | 40.4cm | 52cm | 41cm | 47.7cm | 32cm | 54.1cm |
幅 | 68cm | 65.3cm | 78.5cm | 60cm | 79.5cm | 79.6cm | 87cm |
高さ | 4.5~40.5cm | 6~40cm | 5.5~41cm | 7.5~38cm | 3~40cm | 3.2~40cm | 7.1~46cm |
重量 | 10.5kg | 7.3kg | 10kg | 5kg | 10.8kg | 6.7kg | 9kg? |
耐荷重 | 12kg | 10kg | 不明 | 10kg | 10kg | 5kg | 不明 |
段階 | 4段階調整 | 不明 | 不明 | 5段階調整 | 12段階調整 | 無段階調整 | 無段階調整 |
特記事項 | 持ち手付き | 特になし | 特になし | リストレスト付 | 厚さ4cm以下 | 奥行32cm | 電動式 |
リンク | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
表中の黄色マーカーはメリット、赤文字はデメリットです。
フラットタイプからは2商品ピックアップして紹介しますね。
FLEXISPOT|ML2B
電動昇降デスクで有名なブランドFLEXISPOT。
卓上式スタンディングデスクにも力をいれており、バリエーション豊富に品揃えされています。
そんなFLEXISPOTの卓上式スタンディングデスクのフラットタイプが『ML2B』。
その特徴はトータルバランスの良さ。
- 畳んだ時の厚みが4.5cmと薄め
- 四周フレームの脚で安定感がある
- 持ち手付きで移動しやすい
特に持ち手に注目です。
たかが持ち手ですが、が有ると無いでは持ちやすさが段違い。
卓上式スタンディングデスクを乗せたり下ろしたりするなら、ML2Bはイチ押しの商品です。
ただ無段階調整でないのは残念なポイント。
しかし天板を持ち上げた付近での4段階調整なので、どこかしらの高さは、どんな身長の人にもフィットしやすいように工夫されています。
サンワダイレクト|100-MR139/141
卓上式スタンディングデスクは怪しい中国ブランドの商品も数多く出品されています。
「安心の日本ブランドが良い」という方におすすめなのが、サンワダイレクトの『100-MR141』。
ブランドの信頼性だけでなく、この商品のメリットが『格納時の薄さ』です。
折りたたんだ厚さは3㎝。フラットタイプの他のどの商品よりも薄く、これまでのデスクと違和感が少なく使うことができます。
\ブラックもあるよ/
キーボードトレイタイプ(幅70cm以下)
イメージ | M17B | ERGOMAKER | FITUEYES | ||
価格 | 43780円 | 15400円 | 9999円 | 11499円 | 10999円 |
奥行 | 22cm | 41.5cm | 40cm | 40cm | 40cm |
幅 | 83.2cm | 72cm | 55cm | 64cm | 64cm |
高さ | 14~56.8cm (2~44.8cm) | 12~50cm (2~40cm) | 13~39cm (2~37cm) | 12~43.5cm (2~33.5cm) | 12~43cm (2~33cm) |
重量 | 23kg | 13kg | 不明 | 不明 | 不明 |
耐荷重 | 15.8kg | 15kg | 10kg | 10kg | 10kg |
特徴 | 見た目がかっこいい! | ゆったりサイズ | コンパクト | 特になし | 特になし |
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上段:外付けモニター
下段:ノートPC or キーボード
fellowes(フェローズ)|Lotus Sit-Stand
幅70㎝以上ですが、上段には外付けモニター1台しか設置できないので、このカテゴリーで紹介します。
fellowesは1917年創業のアメリカの大手オフィス器具メーカー。
シュレッダーで有名ですが、2010年よりオフィスチェアやスタンディングデスクといったアイテムを拡充しています。
そんなfellowesの卓上スタンディングデスク『Lotus Sit-stand』の特徴は何と言ってもスタイリッシュなデザイン。
メカメカしい卓上スタンディングデスクが多い中、シームレスなすっきりとしたデザインで、見た目にこだわりのある方にも自信をもっておすすめできる商品です。
クランプタイプもあり、こちらは脚も無いのでさらに洗練されたデザインになっています。
\ホワイトもあるよ/
FLEXISPOT|M17B
FLEXISPOTの『M17B』は幅72cmとコンパクトながらも、タブレットなどを置けるスペースを確保した商品。
いろいろと物を置ける分、M17Bは耐荷重15kgと頑丈に作られています。(他商品は10kg程度)
スピーカーなど少し重たい機器を乗せる予定がある人におすすめの商品です。
\ ちょっと頑丈 /
ERGOMAKER
ERGOMAKERの卓上スタンディングデスクには幅55cmのコンパクトタイプがあります。
設置スペースが十分に確保できない人におススメの商品。
色はチェリー(木目)とホワイト(単色)の2タイプから選ぶことができます。
キーボードトレイタイプ(幅80cm程度)
イメージ | サンワダイレクト 100-MR129 | M18M | FITUEYES | ケーズウェーブDWS18-01E | |
価格 | 29980円 | 14300円 | 11999円 | 11799円 | 17777円 |
奥行 | 52cm | 48cm | 40cm | 40cm | 40cm |
幅 | 80cm | 78cm | 80cm | 80cm | 80cm |
高さ | 17~43cm (2~28cm) | 13.3~45cm (2.3~34cm) | 12.5~52cm (2.5~42cm) | 11~50.4cm (2~40cm) | 15.5~48.5cm (2~35cm)) |
重量 | 21.6kg | 10.5kg | 不明 | 不明 | 18.6kg |
耐荷重 | 15kg | 10kg | 15kg | 15kg | 20kg |
特徴 | 国内ブランド | 下段ノートPC対応 | スマホスタンド付き | 凹型天板(下段) | 電動式 |
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上段:外付けモニター+ノートPC
下段:キーボード
FLEXISPOT|M18M
FLEXISPOTは他メーカーに比べ、差別化されたポイントがあるから紹介したくなります。
M18Mの差別化ポイントは奥行。他商品が奥行40cmしかないのに対し、48cmと大き目に設定されています。
キーボードトレイも含めると67cmあり、27インチのモニターを置いても問題ないレベル。
大きめなモニターを設置したい人におすすめの商品です
\ 大きめモニターを使いたい人向け /
ERGOMAKER
ERGOMAKERの卓上スタンディングデスク幅80cmはスタンダードで価格も12000円程度とリーズナブル。
FITUEYESとほぼ同スペック同価格なので、気に入ったカラーの商品を選のもアリ。
ケーズウェーブ|電動式
ケーズウェーブは「eモンズ」という面白グッズを多く取り扱うショップを運営しています。秋葉原のサンコーみたいなイメージ。
そんなケーズウェーブの卓上式スタンディングデスクの特徴はなんと言っても電動式。
メモリー機能がないのは少々残念ですが、昇降のしやすさはガス圧式をはじめとする他のタイプとは比べものにならないほど簡単。
頻繁に姿勢を変えて作業したい人にお勧めです。
キーボードトレイタイプ(幅90cm程度)
イメージ | BHD-970DT-BK | サンワダイレクト 100-MR157BK | M8MB | ERGOMAKER | FITUEYES | APEXDESK |
価格 | 29841円 | 32800円 | 19800円 | 12999円 | 12899円 | 39800円 |
奥行 | 51.4cm | 41.5cm | 59cm | 40cm | 40cm | 61cm |
幅 | 97cm | 95cm | 89cm | 91cm | 91.5cm | 91.5cm |
高さ | 12~50.5cm | 12.5~50.5cm | 14~50cm | 12~52cm | 11~50.4cm | 14.5~46cm |
重量 | 18.7kg | 18kg | 20.5kg | 不明 | 不明 | 不明 |
耐荷重 | 3~20kg | 不明 | 15kg | 15kg | 15kg | 25kg |
特徴 | ひろびろ天板 | 安心国内ブランド | 揺れに強い構造 | 価格が安い | 価格がやすめ | 電動式 |
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上段:外付けモニター×2台
下段:キーボード
Bauhutte|BHD-970DT-BK
ゲーミング家具で有名なBauhutteの卓上スタンディングデスクBHD−970dtーBK。
その特徴は97cmというワイドサイズ。外付けモニターを2つ設置しても余裕があり、広々と作業することができます。
FLEXISPOT|M8MB
FLEXISPOTの卓上スタンディングデスクの最上位機種M8MB。
1番の特徴は『揺れに強い』点。
- 縦向きに2列配置されたXリンク脚
- 本体重量20㎏が安定性に寄与
上段の天板は奥行59cmのゆったりサイズで、大きめのモニターを設置しても目が疲れにくくなっています。
集中力を削ぐことがあるデスクの揺れ。気になる人はM8MBお勧めです。
\ パワフル&タフ/
APEXDESK|電動タイプ
ゆったりサイズで電動式の卓上スタンディングデスクが欲しい人向けに、apexdeskからEDR−3612が発売されています。
メモリー機能はありませんが、簡単に上げ下げできるので頻繁に姿勢を変えたい人にお勧めです。
パネルおりたたみタイプ
イメージ | MOFT Z | Levit8 | ノーブランド |
価格 | 6980円 | 2980~7580円 | 2880円 |
奥行 | 約20cm | 24cm | 24cm |
幅 | 24.1cm | 24cm | 45cm |
高さ | 25.4cm | 22.5/30.5/36/40.5cm | 21cm |
重量 | 890g | 285g~980g | 980g |
耐荷重 | 10kg | 不明 | 10kg |
特徴 | 普通のノートPCスタンドとしても使用できる | 4つの高さから選べる | マウスも使用可能 |
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MOFT Z
Appleユーザー御用達ブランドMOFT。
MOFTは折り紙のようにパタパタと折り曲げていくことで、用途に合わせた形に変えられる点。
中でもMOFT Zはスタンディング作業用の台に組み立てることができるタイプです。
スタンディング作業用の台としてだけでなく、角度可変のノートPCスタンドとしても使用可能です。
Levit8
1枚のパネルをグニャッと捻じ曲げて螺旋状にすることでスタンディング作業台に変形できるのがLevit8。
その特徴は身長に合わせて4種類の高さを選べること。
身長別スタンディング作業時の適切な机高さを参考に、あなたにあったサイズを選んでくださいね。
ノーブランド
ノーブランド品ですが、MOFTのようにパタパタと折り曲げることでスタンディング作業台にすることができる商品です。
MOFTのように角度可変のノートPCスタンドとしての使用はできませんが、そのぶん価格は安く、マウスを使うこともできます。
使用しない時は畳めば1枚の板になるので収納にも困りません。
まとめ
おつかれさまでした。
最後に5タイプの比較表とリンクを貼っておくので、気になる商品があった場合はここからジャンプしてください
イメージ | 使用デバイス | 幅 | 奥行 | リンク |
フラット | ノートPCのみ | 60~80cm | 40~55cm | 詳細を見る |
幅70㎝ | 外付けモニター1台 × キーボード (ノートPC) | 55~70cm | 40cm程度 () | 詳細を見る |
キーボードトレイ 幅80cm | 外付けモニター1台 ノートPC1台 × キーボード | 80cm程度 | 40~50cm () | 詳細を見る |
幅90cm | 外付けモニター2台 × キーボード (ノートPC) | 90cm程度 | 40~60cm () | 詳細を見る |
ノートPCのみ ※マウスも無し | 40cm程度 | 40cm程度 | 詳細を見る |
卓上式以外のスタンディングデスクも気になる方は「失敗しないスタンディングデスクの選び方。チェックすべき2つのポイント」の記事もおすすめです。
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